待ちきれない人
2005/11/12 (土)

hare.gif 夜明けと共に昨夜の雨が蒸発し気化熱を奪う。暖房を入れたリビングの窓に水滴を見つける、寒い朝。

6時前から起きてはいたが、さすがに薄暗い。朝刊を読みながら時間潰しをし、6時半過ぎから週末農夫を開始する。Tシャツに薄手のトレーナーを来て外に出てみるが予想以上に寒い。
鍬やスコップを振るう仕事があれば、すぐに暑くなるのだろうが今日の予定には無い。もう一枚厚手のトレーナーを重ね着して出かける。
まずは〜気になる玉葱苗の様子見に第一畑へ。

隅々までチェックするが、やはり植えられるような太さにはない。数本は合格点のものがあるが、これでは消滅するほうが多くなりそうな予感。
“急いては事を仕損じる”“急がば回れ”“慌てる乞食は貰いが少ない”
先人が説いた諺を思い出し、ここはグッド我慢。

玉葱の定植が出来なければ〜これといった仕事はなし。干してある黒豆もまだまだ充分と言えるほど乾燥もしてない。エンドウの定植をしようかとも考えるが発芽したてのものもあり、触るのは〜まだちょっと恐い感じ。

しかたなく探検隊と朝の散歩に出かける。
“散歩はいつも決まった時間にしてるんやから、変な時間に連れていかんといて”
そう言われた言葉を思い出すが、独りぼっちの散歩はいかにも怪しい。探検隊の嬉しそうな行きたそうな顔を見れば、尚の事連れて行きたくなる。

今朝はいつもの川原コースを止め、久しぶりに畑コースに行ってみる。

畑コース内でも要チェック畑は4ヶ所。何を作っても失敗はない、早い、綺麗、大きい、の3拍子が常に揃っているから不思議。どんな菜園主なのかも未だに知らないが、以前から参考にさせて頂いている。
その畑で最初に探すのは、やはり玉葱。次いでソラマメ、えんどう類。、
4ヶ所の要チェック畑、2ヶ所は既に玉葱定植済み。育苗中が1ヶ所、定植地らしき畝作りがされているところが1ヶ所。定植済みのところは〜もちろんマルチを引き、風に飛ばされないように小さめな材木を乗せてある。

やっぱりマルチするかなぁーーー。
今年はしないと決めたが、やはり心が揺れる。

1時間弱の散歩の帰り、じ*畑の近くで畑のオジサンに会う。
「おざぁ〜〜っす」
『おぅ、散歩けぇー』
「ええ、あちこちブラブラと」
『今日は百姓なにやるじゃ』
「いえ、特別には何も予定がないんで・・」
『なんじゃー珍しいじゃねーか。おめぇさんがなんもやらんとは、おかしいじゃわ。玉葱植えてまったけ?』
「いえ、まんだ小さいんで来週にしようかと思って」
『ここよー、こねぇーだ買って来て植えてまったわ』
じ*畑を指差しながら、言うオジサン。

「えっ!?ホントですか?あ〜ぁ〜」
二人で歩きながら話しながら、じ*畑に向かう。

2畝に100本ほどの苗が植えられ、防寒のためと思われる目一杯の切り藁に埋もれている。切り藁の上には飛ばされないよう木切れや石で重しがのせてある。
「うわっ!デカイ苗やなーこれ」
『そうじゃろーネブカみてぇーに大きいじゃろ』
「どこで買ったんやろ、こんな大きな苗」
『ほりゃーいつもの苗やじゃうぇー。こりゃー早生やと』
「早生?あらまた、なんでやろ、早生はやらんって言ってたのに」
『なんじゃら売れ残りがあって、これなら100本¥300で、ええって言われて買ってきたじゃと』
「あらぁ〜〜〜」
『おめぇーさんどこ、種播いとらんかったんけ?』
「いや、播いてますよ。先週もまだ小さいんでもう少し待ってって言ったばっかなのに・・」
『なんじゃー。ほりゃー待てんかったんじゃわー』

やっぱしーーー(><)


画像1:いちごマルチ(冬支度完了)
画像2:ブロッコリー(そろそろ食べ頃)
画像3:コリアンダー(活着した感じv^^)

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家庭菜園してます。
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