2005/10/08 (土)
明るい空から降る細かい優しい雨、降ったり止んだりを繰り返し一日中続く。
6時を少し過ぎて目を覚ます。大降りではないが雨模様の朝に嬉しいようなガッカリしたような複雑な気分。この雨では予定してた作業は出来そうにもないが小雨の降る中、畑に出かけてみる。
虫除けネットの中、一杯に大きくなって苦しそうな〜からし菜を少しばかり収穫する。簡単な虫除けネットだが〜それなりの効果はあるようで、少し食われて穴が開いてはいるものの青虫などはいない。葉っぱにくっついていた小さなカタツムリ2匹を捕まえ、田んぼにポイと捨てる。 雨で跳ね上がった土もついてない綺麗な茎の根元からハサミで切り取り葉っぱを少しちぎって味見してみる。
最初は何の変哲も無い普通の葉っぱ。噛み砕くうちに、だんだんと口の中に広がる辛味成分。間違いなく、これは〜からし菜だと実感する。 今年初めて作った〜からし菜、朝ご飯に出してもらえるだろうか?初収穫のほんの小さな喜びと一緒に家に持ち帰る。
卵とじとなったからし菜で1杯半の朝ご飯を平らげ、することもなく10時過ぎまで朝のニュースをだらだらと見る。 昔から2時間以上じっとしていることは出来ない性格が、だんだんと頭角を現しついには小雨の中、ビオラのポット上げを始める。
新旧のポット100個を並べ1/3まで培養土を入れる。小雨がちょうど良いお湿りとなってポットに降り注ぐ。小さなビオラの苗をハサミで掘り起こしながら1ポット2〜5本づつ入れる。 苗の多いところや虫食いのもの小さなものは間引きをする。苗を入れては培養土を継ぎ足し隙間を埋める。 1ポットまた1ポット、屈んでする作業は通常の作業に比べ3倍は疲れる。30分も屈みっぱなしでいると、元通りの腰に伸ばすのに5分は掛かるほど痛い。
50ポットほど出来たところで、フェンス越しに畑のおじさんの声が聞こえる。
『おー、この雨降りに何やっちょるじゃ』 そう言う自分は傘も差してない。 「えー花の植え替えをちょっと」 『花ってなんじゃー』 フェンスに自転車を持たせかけ〜こちらに歩いてくる、おじさん。
『なんじゃーこりゃー』 「ビオラっていう花です」 『冬に咲くやつけぇー、今よぉーけ売っとるヤツけぇー』 「ええ、そうですそうです。最近売り出してます」 『ぱじーけぇ?』 「えっ?ええ、そうそうパンジーよりちょっと小さめのヤツです」 『おーそりゃーええがや、わしゃー大きいヤツより、こっちのちぃーせぇーぱじーのほうが好きじゃうぇー』 「へぇーー」 『ぎょーさん作って、こうもよけどうすんじゃ?』 「いや、別に意味は無いですけど。良かったら少しどうです?」 『おーもらううぇー、もうちょっと大きなったら貰ううぇー。たんと作っといてくれやー』 「いいですよ、100個作るつもりなんで」 『おめぇーさんは、もうプロじゃわ。苗つくりのプロじゃわ。がはははは・・・・』 「あははは・・・」
おじさんに、そう言われてみれば今年ほど苗を作った年は今までに無い。 失敗もあったが〜まずまず貰ってもらえるような苗も出来たような気がする。
定年後の仕事、これでほぼ決まりかも・・・。ぐふふふ(*^ε^*)
ビオラ90ポット貰われ先予想
畑のおじさん・・・10ポット 実家・・・・・・・10ポット 事務員・・・・・・10ポット **(秘密)・・・10ポット いつもの居酒屋・・10ポット じ*・・・・・・・?ポット 我が家・・・・・・残り
画像1:ビオラのポット(大ポット・・72、小ポット・・18、合計90ポット) 画像2:からし菜(初収穫)
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