2005/10/06 (木)
秋晴れというには暑すぎる日。最高気温も30℃に届きそうな勢いで上がる日中の温度。澄みきった青い空は間違いなく秋の空なのに。
随分大きくなったプチヴェール、ブロッコリー、キャベツなどの青虫取りに今朝も出かける。寒冷紗を取り省いてから、こまめに見てはいるが〜中々減る事は無い。穴だらけになった葉っぱを1枚1枚丹念にチェックする。 葉表には大きめな青虫、葉裏には小さな青虫、取っても取ってもどこからか湧いて出てくるから始末が悪い。手で摘んでは指先に少し力をいれプチっと潰す。10匹もつぶせば指先が緑色の液体まみれになり気持ちが悪くなる。そんな指先を時々土で拭いながら、また青虫を潰す。 去年までは、さすがに潰すのが可哀想で土の中に埋めてから足で踏んづけていたのだが〜歳と共に大胆になってきたというか面倒になってきて今年の春からは指先ブチブチの連発。
青虫、ヨトウ虫くらいは問題ないが、さすがに毛が生えたものは指先で潰す勇気はなく。小枝や葉っぱで取ってから足で踏んづける。青虫より大きなアゲハの幼虫などは潰すのも出来ず、捕まえては用水に投げるのが精一杯。 弱い者いじめの典型といっていい、情けない菜園主。
寒冷紗をかけてある水菜、いつの間にか寒冷紗内一杯に葉が繁ってきた。あちこち隙間だらけの寒冷紗とはいえ被せてある分、虫食いは少なさそう。もう充分欠きとって食べられる大きさになり寒冷紗からはみ出した葉っぱは緑濃く、日焼け気味。その反面、寒冷紗内の葉っぱは黄緑色をして、いかにも柔らかそうな感じがする。 葉っぱを1枚摘んでみる。ポキッっと良い感覚が指先に伝わり綺麗に折れる。昨日の雨だろうかそれとも夜露だろうか、濡れた葉っぱを〜そのままムシャムシャと食べてみる。 少し青臭いが相変わらず癖のない野菜の代表選手。筋のない茎は、それなりの歯ごたえもある。 塩でも持って来れば良かったかな。そんなことを考えながら、もう1本ポキリ。
第二畑のジャガイモ、日々大きくなってきて〜早い物は蕾も見える。花が咲くとは思えないが、今年は台風も少なく順調といった感じ。 『芽かきゃーせんの?』 「ええ、秋じゃがは欠かないことにしてるんです」 『芋がちぃーさなってまわんかね?』 「ええ、なるみたいですけど」 『わたしは春も秋も1本にしてまうで、大きいのがとれるけどねー』 「前はそうしとったんですけど、台風とかで残した茎が折れてまうと〜そんで終わってしまうんで、それ以来欠いてないんです」 『あーそうゆうことかね、そうやねーそうゆうこともよぉーあるわねー』 「まあ、秋はちょっと出来ればいいんで。春の種が採れればええつもりでやってます」 『あれまーええこと言やぁーすな、まんだ何年も百姓やってりゃーせんのに。どっかの本にけぇーたったかね』 「いえ、本じゃないんですけど・・」 『ほぉーー。わたしゃ、こけぇー来るたんびに、ええことおせぇーてもらえるでね。せぇーきんわ、こけぇー来るのが楽しみになってまっとるでねぇーー』 嬉しそうに笑うおばさんの顔が直視できない、恥ずかしさ。
「えっ?!いや、そんなことはないですけど・・」 『また来させてちょーね』 「ええ、いつでも」
先週の土曜、カブの間引き中に通りかかった畑のオバサンとの会話。
インタネートで聞きました。そう言って解かってもらえそうには無く、ついつい誤魔化してしまったが〜悪気はないですからねーおばさん。 もっともっと、この農園日記で色んな事、教えてもらって〜オバサンにも伝えますので〜待っててください。
画像1:じゃがいも 画像2:農園日記の皆様、いつもありがとうございます
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