2005/10/01 (土)
太陽からの直射と畑の白い土に反射した光が混ざり合い、10月の始まりとは思えない30℃を越しそうな暑さ。
昨夜、またまた飲みすぎて午前様の帰宅。酔っていても長年の経験で解かる一発触発のムード。その空気を察し朝早くから畑へと出かける。
ジョウロ一杯の水を持ち、第二畑のカラカラに乾いたカブとゴボウに水遣り。ほとんど焼け石に水といった感じはあるが、あまりに白く乾いた土が悲惨で、以前から気になっていたところ。 水遣りの後はジャガイモの土寄せ。水分が少ない割りに、なぜか伸びきったようなジャガイモの茎。既に倒れかけているものもあり茎を持ち上げては土を寄せる。大きさが揃っていれば楽なのだろうが、なぜか成長に差があり土寄せの量も株ごとに違う。
『さついまも、掘りゃーたけね?』 「おはようございます。まだ掘ってないです」 地主さんが自転車で通りかかり、脇道から声を掛けられる。 『わたしんどこも掘ってみたけど、今年はよぉーできとるでね』 「あっ!そうですか〜そこも大きなのが出来てるって言ってました」 『まあ、そろそろええでね。掘っても』 「ええ、近いうちに掘ってみます」
畑のおばさんも地主さんも、農園日記内でも今年は中々の出来だと言うサツマイモ。 こんなにプレッシャーを受けると余計に掘れなくなりそうな、そんなイモ恐怖症が出そうな予感。
『おーやっちょるなー。なんや今日は一緒けぇー』 畑のおじさんが来る少し前、消石灰を買いに行きたいと〜じ*も来ていた第一畑。 『今日はなにやっちょるじゃ』 「ほうれん草を播こうかと思って」 『わしんとこは、めぇーにへぇめぇたじゃわ。陽気がええで早ぇーうぇ、すんとでてくるでなぁー』 「どっち播きました?西洋種?それとも日本のヤツ?」 『わしんとこけぇー?』 「ええ」 『わしんとこは次郎丸ばっかじゃわ。西洋のヤツはまじぃーでかんうぇー。なぁーおぃ』 〔ほーじゃ、ほーじゃ〕 『あの根っこがうめぇーじゃわ、あれを食わなかんじゃわ』 「根っこ?そんなもん土だらけと違います」 『西洋のヤツは細っせーけど、次郎丸は根が大きいじゃわ、そこを食うじゃわ。なぁーおぃ』 〔ほーじゃ、そこに滋養があるでな〕 『そうじゃそうじゃ、滋養がおおうぇーじゃわ』 「そうですか〜じゃぁ、日本のヤツ播いてみます」 ほうれん草は昔から葉っぱに栄養があるとは知っていたが根っこにあるとは。あのポパイでさえ根っこを食べるところは見たことない。 でも昔の人がそう言うのならば信じなければいけない。
『ほりゃ、それがええじゃわ。ところで、からし菜もうねぇーけぇー?』 「ありますよ、もう1ポット分」 『貰ってもええけぇー?』 「どうぞどうぞ、良かったら白菜も5ポットありますけど」 『はくせいは要らんうぇー、なんで余っとるじゃ植えんのけー?』 「枯れた時の予備用にとっといたんですけど、もう植えるとこないんで」 〔ほんなら、わしがも貰っとこか。ひと畝空いとるで〕 「??・・・・はぁーーどうぞどうぞ」 ついさっき、畑のおじさんが来る前に聞いた時は要らないと言った、じ*。どうしたことか??? まあ、それでも〜捨てるよりは良い。
「昼ご飯ついでに、ホームセンターに行きたいんやって」 爆発寸前で止める努力をするのが長年の経験というもの。このまま時間が経てば収まると思ったら大間違い。くすぶった火種は中々消えないもの、元から消さなければ、またいつ何時に燃え上がるか予測が付かない。
おじいさん、おばあさん、そして秒読み態勢に入った危険人物を乗せ、昼飯ついでにホームセンターへ行き消石灰と培養土、緩行性化成肥料、日用品などを買うお供。
「ほうれん草は根っこに滋養があるらしいよ」 『・・・・・』 「今年は日本ほうれん草を作ることにしたで・・」 『ほんなら根っこばっかり出したるわ。うちんたちは葉っぱ食うで』
なんやねん、根っこ食うのはそっちの家系とちゃうんかい。
画像1:トマコン報告(Cミニキャロル21個) 画像2:オケラ 画像3:ほうれん草
番号 | 名前 | 本日収穫数 | 合計 | @ | レッドペア | 0 | 112 | A | イエローペア | 0 | 72 | C | ミニキャロル | 21 | 356 | H | ワプシピニコンピーチ | 0 | 0 |
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