見えざる恐怖
2005/09/21 (水)

harenotikumori.gif 真夏日の記録が観測史上2番目の多さだと報じるラジオ。今日もまた記録を伸ばすのだろう、雲は多いが暑くなりそうな朝。

昨日サボッタ朝のチェック。このところの雨不足が心配でジョウロに水を汲み畑に出かける。
土曜に定植したジャガイモ、芽が出始めたものが1つ2つ。土にひび割れが入り、そろそろ出そうな部分が3つ。その他は未だ沈黙のまま。
それほど乾いてるわけではないが軽く水遣り。余ったジョウロの水、みやま小カブ、スワンの畝に種蒔き以来はじめての水遣り。

ゴボウの畝に被さってきたサツマイモのツルをはがし、何度目かの簡易ツル返し。マルチの端っこを軽く手でおして芋の感触が無いか確かめてみるが〜それらしい感触は無い。
どこかのように、ひきもりになって外も歩けない恥ずかしい状況が頭をよぎり、熱くなる顔。
いっそこのまま掘らずに済めば悩むことも無いのだが、おせっかいな〜じ*を誤魔化すほどのたくみな話術は持ち合わせてない。

じゃがいも、サツマイモ、土の中に出来る野菜は意識過剰といっていいほど気になってしまうのは〜性格からだろうか、それとも職業病だろうか。
マルチが無ければ、ジャガイモなどは多少のひび割れなどで判断はできるとは言え、自分自身を納得させほどではない。

落花生、里芋なども土の中にできるが落花生であれば雌しべの本数、里芋であれば小芋や孫芋のダツの出具合でも判断でき〜不作だった場合でも掘り起こしのショックはそれほどではない。
今年は土ん中に出来る物は、ええじゃわ、どこもええじゃわ。
畑のおじさんの言葉がやけにプレッシャーに感じる、今朝の畑。

ここ最近の体調もまずまず、10日ぶりにいつもの居酒屋に寄る。

見慣れた顔の中に見慣れない顔がチラホラと見える。たった10日とは言え、竜宮城から戻る浦島太郎のような気分になるから不思議だ。
照れくさいような久方ぶりの会話が済めば、またいつもと同じほろ酔いパタン。ワイワイガヤガヤと一通りの騒ぎが落ち着いた頃、カウンターの中にいるバイトのおばさんから知り合いの急死を聞く。

病名は忘れてしまったが、聞き慣れないややこしいガン。
外見も自覚症状もほとんど変わりなく、突然の体調不良から突然の死。歳は50代後半、まだまだ若い。

気をつけなカンよ、たまには検査とか行かんと。
こうゆう時に決まって誰もが口にする。
何度聞いても〜行く気は毛頭無い。自覚症状もなければ外傷も無く、悪いところが無いか〜調べにくなど、どう考えても理屈に合わない。
見えないものにはフタを、悪い物は隠す、あえて探し出そうなんて・・・・。

このおじさんとは〜昔の居酒屋の飲み仲間、無類の将棋好き。遊び半分で始めたのがキッカケで〜数人が集まり居酒屋の片隅があっと言う間に囲碁将棋道場と化し、毎晩のようにヘボ将棋を指した仲間。
約2年ほど続いたが、長期出張なども重なり自然と足が遠のき、行かなくなった居酒屋。もう3年は経つ。

亡くなったのは土曜、通夜も告別式も行く事は出来なかった。
故人を知る、もう一人の常連さんと連れ立ち夜遅くに以前の居酒屋に出かけてみる。

何一つ変わり映えのない店の中、客層は違うが将棋を指していた机も椅子も以前と変わらぬ場所に置かれてある。
もう、今は誰もやらんようになってまってねぇーー。

当時、囲碁将棋にはかなりご立腹だった店の主。久ぶりに会ったひとことが印象に残る。
夜も11時を過ぎ閉店時間を延長して〜ほんのひと時、思い出に偲んでみることに。

画像1:南雲的集団光夕日
画像2:在りし日の将棋風景(そういえば〜マッタが多かったなぁーーー)

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家庭菜園してます。
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