2005/09/20 (火)
久しぶりに蒸し暑さを感じた朝、それでも日中の暑さに比べれば10度も低いという。いつになったら涼しくなるのか・・・。
あっと言う間に終わった3日間の連休。今日からまた、いつもと同じ毎日が始まると思うと〜なぜか重たい足どり。 朝のチェックにも〜身が入らないままカブの写真だけを撮り出勤する。
出勤途中の畑も、いつのまにか夏野菜の姿は消え小さな秋野菜の芽がチラホラと見える。 筋蒔きされた小さな双葉の列はカブだろうか、それとも何かの葉っぱ野菜だろうか〜もしかしたら大根かもしれない。30cmほどの等間隔で植えられているのはキャベツにブロッコリー、そして白菜にレタス。どれもこれも、まだ小さくて青白い色をしている。 秋野菜に主役を奪われた畑に里芋、サツマイモ、ネギ、大豆、見慣れた野菜達がぽつんと残され、なんとなく寂しげな感じ。
今週末は何をしようかと、またまた通勤途中の車の中で考えてみる。 二回目の白菜、チヒリ、茎チシャの定植。それに・・・・・。 畑の隅々を思い浮べてみるが、これといって思い当たる作業が無い。空いてる場所でもあれば小松菜やほうれん草を播くことも出来るが、それらしい場所は無い。
元々の計画では10月の半ばに播き、冬野菜とするつもりであり当然の如く場所も確保していないが農園日記で毎日の様に話題にされると、播きたい病がフツフツと湧き上がってくる。
枝豆、ちょっと早いけど撤収しようか、それともサツマイモを。 良からぬ考えが頭の中を巡る。結論は出ぬまま、1時間少々の通勤時間は終わる。
『おはようございまーす♪』(きゃぴ) いつになく元気そうに弾んだ事務員の声。 「元気そうやんか〜連休はどっか行って来たん?」 入社当時から変わらぬ、ふっくらとした頬を左右に振ってどこも行きません。という意思表示は〜そろそろ見飽きてきた。
「あっ!そうか、聞いちゃ悪かったやん、ごめんごめん」 『いひですよ〜〜べつに・・・』 「そのうち、また出来るで。ちょっとの我慢やて」 左右に振った後は必ず上下に振る。毎回1セットで、もう何年続いていることか。
『ここ、なにか出来たんです。見えまふぅーー?』(きゃぽきゃぽ) 「うん、どこ?」 唇の上に重ねた人差し指の先に、小さく赤く膨らんだ痕が〜かすかに見える。 『ここでふけどぉ〜〜』 良く見えるように少し近づいた事務員の顔。
「う〜〜ん、なんかあるみたいやけど〜〜最近、近眼と老眼が一緒になって、よぉ〜見えんのやわぁーー」 メガネの中細い目を、よりいっそう細くシワ寄せて見てみるが、ハッキリしない赤く小さな物体。 『見えなひですかぁ〜〜』 人差し指で差したまま、そう言って近づいて来たきゃぴきゃぴギャル。 『ここでふよぉーー』 「おぉ〜!ちょっとぉ〜〜そんなに近づくなっちゅうの」(ちょきちょき)
見慣れた顔とはいえ、これほど大きな一部分は見たことがない。 たぶん〜ここ何十年間、こんなに至近距離でキャピキャピぎゃるの顔を見た記憶もない。 『うふっ〜♪見えまひたぁ〜〜♪』 「うん、見えた。そりゃーニキビやわ。触らんほうがええよ」 『はぁーーーい♪』 「想い想われ振り・・・。ほらみぃーーバチがあたったんやて」 『うふっ〜そうでふかね〜♪』(ちょきちょき)
なぜか喜んでいる顔つきの事務員。 何が嬉しいのか、何が楽しいのか、若い子の考えることは最近、特に理解しがたくなってきた。
「ニキビも痛そうやけど、ヒゲ生えとるよ。剃ったほうがええんちゃう」 『やだぁ〜〜〜、そんなの生えてませんよぉーーー』 「生えとるてーー。もう一回見せてみやぁーー」 『もう〜ヤです』(ぷんぷん)
せっかく教えたのにぃーーーー今度は〜なんで怒るんよ。 まったく、よぉーーわからん(`-´)ノ
画像1:みやま小かぶ 画像2:ニキビとヒゲ?
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