2005/09/19 (月)
もう10日以上降ってない雨に乾いた土が白く見える。生まれたての小さなカエル達も水恋しいだろうに。
3日もあった休みもあっと言う間に2日が終わり、今日は連休最終日。ミニトマト撤収跡に大根の畝を作る。 暑さ寒さも彼岸までとは言うが、こんなに暑くて遅採り大根の種蒔きやニンニクの植え込みをして良いのだろうか? 畝は作ったものの、どうも気分が乗らない。
昨日の夜から週間天気予報を何度も見る。 “残暑が厳しかった連休を過ぎれば30℃を下回るでしょう。最低気温20〜22℃、最高気温28〜29℃” たまには予報を信じて播いてみるか。
大根の種蒔きは夕方まで待つことにして第二畑にニンニクの植え込みに行く。既に畝は作り済み。移植ごてで植え穴を掘り、種ニンニクを入れて土を被せるだけの簡単な作業。 全部を植えて失敗してもつまらない、試しに10個だけ植えてみる。 今年は第二畑が出来、できればラッキョを作りたかったが〜収穫後の皮むきや洗う手間などで意見が合わず、止む無く中止。その代わりにニンニクを50個ばかり作ってみようと計画。
第二畑のニンニク植えも終わり、家でポット苗の間引きやビオラのポット上げをしてる最中に畑のおじさんが顔を出す。
『おーなにやっちょるじゃー』 「来週植える苗の間引きをちょっと」 『おめぇーさんもマメじゃわなぁー、めぇーしゅうやっとるじゃろ』 「あははは・・他にやることないもんで」
里芋のダツ切り、ネギの植え方、落花生の枝抑えなど、どこで仕入れてきたのか〜おばさんとは違う話を延々と始め、盛り上がる時間。
『そういやぁーさつめいも掘ったけー?』 「いや、まだ掘ってないです」 『わしんとこの、おばぁー、一個とってこやがったじゃわ』 「ええ、知ってます。おととい会いましたので」 『わしんとこは鬼饅頭ばっかで食うけどよぉー、味はあんまり甘ねーうぇ』 「へぇーーー。でも、あんだけ大きけりゃーええじゃないですかーー」 『ほりゃーほうじゃけどなーー』 おじさんの頭の中にも去年の忌まわしい記憶が残っているのだろう。さすがに去年の話は出なかったが、甘くないと言った言葉にも余裕があるように思えた。
『こりゃー白せぇーけぇー』 「ええ、普通の白菜とタケノコ白菜、それに・・・」 『タケノコって、なんじゃー?』 「普通の白菜はこうなるんだけど〜これはタケノコみたいになるんです」 普通の白菜は丸く短めに、タケノコ白菜は細く長めに、手振りを添えて説明してみる。 『なんじゃーそんな白せぇーがあるじゃか、タケノコみたいにこうなるじゃか?』 おじさんも吊られたかのように〜そう言いながら両手で空間にタケノコの形を作るしぐさ。
「違いますってーータケノコって言っても、円筒に近いんです」 『えん?筒けぇー?筒のことけぇーー』 「ええ、まあそんな感じです」 『どうやって食うじぇー』 「いや、白菜と一緒でええみたいですよ」 『ほぉーーけぇー、わしゃーみたことねぇーうぇ』 「1個どうです?」 『なんや、もらってもええんけぇーー』 「ええ、どうぞどうぞ」 『わりぃーな。いっつも、もらってばっかでよぉーー』 「いや、ええですって余ってますので」 『ほんじゃ、貰ってくうぇー。ごっそさん』 チンゲンサイ、からし菜、タケノコ白菜、それぞれ4ポットを自転車の後ろに乗せ、軽く手を振りながら〜いつもの自転車を引っ張って帰る、おじさん。
あのぉーもし鬼饅頭余ってたら〜いっこ・・・。 心の中で叫んでみるが聞こえる筈もない。
画像1:菜花(やっと本葉が出かけた) 画像2:来週定植予定苗(松島新2号) 画像3:たけのこ白菜
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