2005/09/16 (金)
流れる雲に隠れては見える太陽。今日はいったい何回その繰り返しをしたのだろう。夕方に現れた灰色の大きなカミナリ雲も雨を降らせる力は無い。
明日からの3連休を目論見、朝のチェックは少なめ。ポット苗の水遣りを軽く行い先週播いた早生玉葱を確認する。 小さくて細い糸くずのような物があちこちに見え、少ないが〜とりあえず発芽はしてきた模様。 今年の早生玉葱は青ぎりも含め50本ほどの予定。100粒ほどを播いてみたが予想よりは発芽率が悪そうな感じ。
いつも通りの通勤車中、明日からの作業を頭に描く。 今週末の定植苗は白菜、じゃがいも、茎チシャ、チヒリ(たけのこ白菜)。夏野菜の撤収はミニトマト、ししとう、水なす。種まきは大根2種(聖護院、耐病総太り)玉葱4種(猩々赤、OK黄、アトン、ラピュタU)。その他、大根間引き、ニンニク植え(半分)、撤収後の粗お越しと石灰散布。 どの作業から始めるか大体は決めているが空模様や小うるさい連中の動向によって大きく影響するうちの畑作業、その時々によって臨機応変に変えなければならない。
“あのーこれ連休明けの朝一番に欲しいので、お願いします” 午前10時を過ぎた頃、持ってきた書類。普通なら金、土、日、月と4日もあり充分なのだが明日からは畑三昧と決めていた自分の予定。 「なんでもっと早よぉーーー持って来んのぉーー、困るやん」 そうは言ってみたが、やらないでは済まされないのがサラリーマンの辛いところ。
『あのぉ〜〜これってーー♪』(きゃぴきゃぴ) 「うっさぁーーい、忙しいんじゃ、後々」 『ふぁ〜〜い』(しょぼしょぼ) 午後から怒ったようにやりだした仕事。さすがに怒っているときは、さくさくと進む。難しいところだけを会社でやり、簡単ものは家で、そう決めて一言の話も無く夢中で仕事。 いつものように話し掛ける事務員も、今日は勝手が違うと思ったのだろう。 『今日って〜機嫌悪いんですかぁ〜〜』(ぽぁんぽぁん) 「なんでぇ〜良さそうに見えるの!」 『見えないですぅーーー』(くぴくぴ) 「だったら静かにしときー」 『ふぁ〜〜い』(しゅんしゅん)
夕方5時頃から鳴り始めた雷。雨は降って来ないが〜かなりの音と光が連続的に続き、近づいて来てるような感じがする。 会社がある地域は山間部を除いて県内でも有名なカミナリの通り道。ここ数年の間にも近くの大きな工場に何度と無く落ち、被害があったこともある。 瞬間の停電は年に数回、長時間停電も忘れた頃に時としてある。 『すっごぉーーい。恐ぁーーい』(ちゅぴちゅぴ) 「・・・・・」 『かみなひ、やかましくなひですかぁ〜?』(ちゃぴちゃぴ) 「・・・・・」 『あのぉーー聞ひてますぅ〜?』(くるんくるん) 「うさっいちゅうの!忙しいの!」
ひさしぶりに怒られたせいか、相手にしてもらえず面白くないのか〜席を離れどこかへ行ってしまった事務員。 あっ!いかん。まずいやん! 怒ってどこかに行った事務員を心配したのでは決してない。席を離れエレベーターに乗るのでは無いかと、それを心配しただけのこと。
2年ほど前、今日と同じようなカミナリの日、運悪く長時間停電がありエレベーターの中で女の子とおばさんの二人が閉じ込めらた。電気が復旧しなければエレベーターの管理会社でも手が出ないらしく二人の閉じ込められは〜2時間あまりにも及んだというエピソードがある。 その時は幸いにも同じ部署ではなかったから良かったが、同じ部署の女の子では帰るに帰れない。無事助けだされるまで待たねばならない。 「乗っちゃダメだって、カミナリの時はダメっていつも言っとるやんかぁーー」 『あれぇ〜そうでしたぁ〜、また止まっちゃうんですかぁ〜〜』(ほぁ〜〜〜ん) 「止まったらイカンで、そう言っとるの」 『これって〜すぐに〜動かなひんですぅ〜?』 「そりゃー解からんやん。ずっと止まったままやったらどうすんの」 『こわひですぅーー』 「やろ!それに〜中で、おし*こしたなったらどうすんの?中でちびるの?」 『きゃぁぁぁぁぁあぁぁーーやだぁ〜〜〜』(ぎゃばぎゃば) 「やろ、だから階段で行くの」 『はぁーーーーい』 追いかけようと早足で来て、居なかったこともあり駆け足で階段を下り、ようやく見つけた事務員。ちょっと息切れはするが〜そこは平然として話をした後に一緒に昇りだした階段。 「先に行ってええよ」 『えっ!エラヒんですかぁ〜?大丈夫ですかぁ〜?』(きゃはきゃは) 「ええから、先に行けっちゅうの」 『後ろから押ひてもいいですよ〜♪』(ちょきちょき)
くぅーーーー情けなぁーーー(><)
画像1:定植した白菜(左・松島新2号、右・郷愁) 画像2:発芽した玉葱苗 画像3:階段を上る、おっさん
-
|