探検隊に借りいっこ
2005/09/13 (火)

hare.gif 青い空に、白い二筋の飛行機雲が東から西へと続く。どこへ行った飛行機なのだろう。まだ暑さが残る夕方間近の空を見上げ、もの思いにふける。

萎れた苗の事を考え、悔しくて中々寝付けなかった昨夜。今朝はいつになく遅めの起床。
自業自得とは言え、あまりに突然の出来事で意気消沈は止むを得ない。そんな日は起きるのも億劫になり、なにをするのも鈍くなる。

例え少しでも良い、生き返ってくれれば。諦めの境地でポット苗の様子を見に行く。

あれっ!うそぉーー。マジ?どうしたっていうのぉーーーーすっごいじゃん。\(´○`)ノ

こっちのヤツも、そっちのヤツも、下のヤツも、ここら辺も、みんなみんな、みんな元気になっとるやん!!

萎れてポットにへばり付いてた葉っぱ、隣同士がくっついていた葉っぱ、うな垂れて一塊になってた苗、どれもこれも昨日の朝と変わりなく、イヤそれ以上に〜一回りは大きくなったように、元気一杯に葉っぱを広げている。
黄色く枯れた葉っぱは少しあるが、それくらいなら全く問題は無い。

「ちょっと、ちょっと、元気になっとるんやてぇーー。水遣っといたからかなぁーー」
『ほぉ〜〜ん、良かったがね』
「ぼぉ〜くらわ♪みんなぁーーー♪いぃーきているぅ〜〜〜いきてぇ〜♪いるからうれしいんだ v^^」
『あほちゃう、朝っぱらから。歌詞も違っとるしーー』

アホと言われようが、バカと言われようが、勝手に口ずさんでしまうのだから〜どうしようも無い。
「ぐふふふ・・・いいの、いいの〜♪」
『今日も暑なるみたいやよぉ〜』
「うん。もうやっといたから〜今度は大丈夫やよーー」

どこかに落とした財布。暗い夜に何度も何度も探すが見つけられない。諦めてはいたが、それでも翌朝探しに出かけてみる。道路の隅、そのままの姿で見つけられた時と同じ気持ち。
世の中、悪人ばっかりじゃない。天変地異、悪い事や変なことばっかり起きる訳じゃない。良い事だってある、きっとある。世の中そんなに捨てたもんでもない。

とにもかくにも、立ち直った苗達。良く頑張ってくれた、ありがとぉーーーーー。

過去、こうゆうケースには何度も直面したことはある。その度に、くっついた葉っぱや茎を直そうとして、葉っぱはキギレ傷だらけ、茎は折れ曲がり泥だらけ。余計にひどくなってしまったことは毎回のようにあった。
今回は絶対に触らん。
触りたくて〜触りたくて、我慢できないほどの衝動にかられるが〜かよわい苗を人間のごつい手で触るのはご法度。

理性を失うなかれ。
昨日の夜、そう言い聞かし〜ジョウロでの潅水だけにしておいた。

触りたい気持ちは人情としてある、でも〜絶対に触らない。彼らの自己再生能力に任せるのが一番、イヤ!元通りしたければ〜それしか方法は無い。
今回の経験、もう一度丸秘菜園帳につけ、肝に命じておかなければ・・・。

『こぉっるぁぁっーーー!!モモちゃんの日除け使って、モモちゃんはどうなってもええのかねぇーーーー!』!(`´ ;)
「あっ〜ごめぇーーん。今週末に植えるで、もうちょっとだけ」
『あかん、絶対にあかん。モモちゃんに返しといて、死んだらどうすんの』(`-´)ノ
「はぁ〜〜〜〜い」(×_×)

これくらいで死ぬ事はないとは思うが〜34℃を超す日中の暑さ、どう考えても悪いのはこちら、あまりに可哀想だったと反省し素直に言うことを聞く。

時間も無かった今朝、日除けに適した物が見当たらず〜探検隊の日除け用に立てかけてあったヨシズを拝借して苗の棚に立てかけておいた。
ちょっと気が引けたが、今日一日のこと。探検隊も散歩隊隊長も大目に見てくれるだろうと、高をくくっていた。

が、やはり帰宅早々に一喝。

苗棚に掛けてあったヨシズを外し探検隊のいる場所に戻す。
風通しが良い、家の西側に居たのか〜いつの間にか近くに来てキョトンとした顔つきで、こちらを見る探検隊。

「ごめんごめん暑かったやろー。土曜は〜散歩1回増やしたるで〜勘弁してな」
【ウン?ソウダッタ?デモ、サンポハウレシイ、ドヨウトイワズ、イマカライコウヨ】
丸めた尻尾をクルクルと振り、ジャレツイテくる探検隊。
「良かったなぁーー元気で」

散歩には行かなかったが、しばらくの間ご機嫌取り。

それにしても、この暑さ。どうにかならないのだろうか(T_T)


画像1:生きかえった苗(ピース、ピース、v(^^))
画像2:ミニ朝顔の種(ちょっと茶色くなったような)
画像3:うん?なに・なに?

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家庭菜園してます。
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