名人
2005/09/04 (日)

kumori.gif 大型台風の影響からか朝から雲が広がり、はっきりしない天気。午前中から雨の予報も降りださず蒸し々とする、けだるい一日。

昨日の寝貯が良かったのか、朝からスッキリ爽やか6時前に起床する。曇っているからか〜朝が早いからか、なんとなく薄暗い外の景色。
少し躊躇はするが〜他にすることも無く、畑作業に取り掛かる。

今日の作業は、トマトの撤収と第二畑の畝作り、いちご苗の整理が主。雨でも降リ出せば、家に戻ってビオラの種蒔きの予定。
昨日と同じくスコップ、三角鍬、平鍬を肩に担ぎ、第二畑に颯爽と出かける。

お盆休み中に6畝作った第二畑の畝、ジャガイモの芽だしに失敗し〜作付け計画を変更しなければならず畝の編成も変えることにする。
6畝中の1畝は昨日、ゴボウ播種とワケギ植え込みで終了。2畝は予定通りジャガイモを植える。

今日は残った3畝を合体して、少し大きめな畝2つに作り直すこと。
1つの畝にはニンニク&ジャンボニンニクを植え余ったスペースは〜玉葱、長ネギの種蒔き用にし、もう一つの畝にはカブを予定。
2列の筋蒔きで〜みやまコカブとスワンを来週または再来週に播き〜場所に余裕があれば育苗中の茎チシャを植える。

この第二畑、あまり目立つ物を植えると南瓜にように盗られる恐れもあり〜これくらいの野菜なら大丈夫だろうと判断。

端っこに植えた里芋、背丈だけは大きくなったが〜どうも小芋の付きがイマイチ悪い。隣の畑、第二畑の持ち主が植えてる里芋は〜小芋の出方がすこぶる順調そう。土寄せした土にひび割れが出来、いかにも小芋が増えてるという感が強い。

この畑の持ち主、80歳はとうに過ぎた、おばあさん。
毎回それほど手を掛けてる様子は無いが〜何を作っても上手い。鍬をふるって耕したことも無ければ、堆肥などを漉き込んだ様子も無い。記憶では〜種芋を植えると同時に石灰チッソを畝の肩にパラパラと置いただけ。それでも〜うちより出来が良いのは、どうゆうことなのか。
本やネットで調べ、チャンスがあれば〜あらゆる人から聞き、色んな農法を試してみる。有機肥料や堆肥資材なども〜ふんだんに入れ、力の限り耕した畑。時間があれば〜虫除けや草むしり、土寄せなどもしたはずなのに・・・・。

近所にも何人かの80を過ぎた〜おばあさんが畑をしているが、どこもリッパに出来ているから〜ますます納得が出来ない。
何を作っても台風などの影響さえなければ〜まず失敗することも無い。

経験と言うか年季と言うか、野菜作りとは〜いかにも摩訶不思議な作業と言わざるを得ない。

里芋の出来具合に負け、悔しさを噛み締めながら第一畑へ移動。
怒ってる時の撤収作業ほど早いものはない。信じられないほどの短時間で跡形もなく綺麗になったトマトの畝。
余った時間を使って2度目の水菜を直播し発芽した大根や定植したキャベツの苗をチェック。

『おー、おーぅー』
誰かが呼ぶような声に振り向くと、じ*の姿。
『苗よぉーれぇーしゅうでも〜ええけぇーなぁー』
「はあ、いいですよーまだぁー」
『まんだ、うっとるうぇーなぁー』
「ええ、ありますから大丈夫です」

お盆明けのじ*畑、夏野菜はナスとピーマンを残し綺麗サッパリ早々と撤収済み。残ったナスとピーマンも、いつ撤収しても不思議ではないくらいに〜なぜか出来が悪い。
その他、畑に残ったものは〜やっと膝くらいに延びた里芋と畑の1/4は占領している長ネギのみ。

「さつまいもは、どうです」『ツルばっかのびるで、やらんじゃわ』
「ゴーヤは?」『手ぇーとらなかんでなーやらんうぇー』
「枝豆とか黒豆は」『ほんなもん、作ってどうするじゃー』
「トウモロコシは」『めぇーに、やったうぇー、できせなんだうぇー』
「落花生は」『土がわりぃーでよ、あかんうぇー』
『ええうぇ、わしゃーネギうえとくじゃうぇー。あれは、よぉーくうでなー』
夏に始め、そう言いながらキュウリ、ナス、トマト、ピーマンの他はネギばかりにした、じ*畑。

『あかんうぇー、今年はなんにも出来せなんだじゃわ』
そろそろ秋野菜も始まる頃、珍しく嘆いた、じ*。

「秋じゃが、そろそろですよ?」
『あんなもん、できせんでぇ〜やらんうぇー』
「キャベツとかブロッコリーとかは」
『ほらぁーやらなかんうぇー。ほんでも、まだはぇーじゃろ』
「ええ、まだ良いですけど」
『虫くわんようになってからやるうぇー。10月になりゃーくわんやろ』
「えっ!?春採りってことですか?」
『はるどりって、なんじぇー?』
「10月過ぎに植えると〜虫は食わんですけど、春しか採れないんです」
『なんじゃーそりゃー。わしゃーそんなことは聞いたことねぇーうぇ。じゃったら、いつやるじゃ』
「遅くても〜9月の中くらいまでには、やったほうが良いような気がするんですけど・・」
『なんじゃー、それすんだら春けぇー、そういうもんけぇー』
「ええ、たぶん」
『ほんなら、わしゃーせぇーごに買ううぇー』

そう言って、お盆明けから毎週にようにやってきては秋冬野菜の苗を心配する、じ*。
植えたくてしかたがないのだが〜早植えして何度も痛い目にあってるからか、今年はやけに慎重な出だし。それでも近所の畑にキャベツなどが植えられると落ち着かない様子で聞きに来る。

我慢なんかしなくて良いのに、好きなようにすればいいのに。
これが正解なんて野菜作りには無いんですから・・・。

近所のお婆さんに張り合おうなんて〜それは無謀っていうもんですよぉーーー。( ̄一 ̄)


画像1:ポット分けした苗(上から〜松島新2号白菜、茎チシャ、チヒリ、郷愁白菜)
画像2:4回目のきゅうり(雌花が咲かない?なぜ?)
画像3:第二畑作付け計画

i0 i1 i2
 
家庭菜園してます。
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]