2005/08/28 (日)
夕日に誘われ見上げた青い空、南北に大きく延びるウロコ雲が見える。夏の終わりの自慢の空景色。
今日は日曜だが日頃の怠慢もあり朝から通常通りの仕事に出かける。もちろん会社は休み、たった一人の出勤。 通勤の混雑も無く予定時刻より早く到着。約束の時間には〜かなり早い、そう思っているところに工事業者も同じように早く来る。 工事責任者らしき人が、出来れば〜すぐにでも始めたいと言う。どうぞどうぞ、願ったり叶ったりとはこのこと。早く掛かれば早く終わるのは当然の摂理。
午前中一杯は覚悟していた今日の仕事。1時間も早く終了し〜いそいそと帰宅。
昨日、耕しから牛糞と肥料の鋤きこみまでしておいた場所、畝作りから始める。 この畝作り、いくつに分けようか、どれくらいの高さにしようか毎回悩むところ。 作業スペースや通路の巾、土寄せがいる物、適宜収穫するものなど、播いた種や植えた苗が大きくなったことを想像して考えなければならない。今回も畝の端に屈み込み、数十分の試行錯誤。
一度決めて苗を植えればやり直しは出来ない、かなりナイーヴな決断力が必要な畝作り。優柔不断な菜園主がもっとも不得意とする作業。
今回、植える予定はブロッコリーにカリフラワー、プチヴェール。播く予定は大根。 さんざん悩みぬいた末に1.2m巾の畝2本とする。結論から言えば〜通路を少なくした一番ケチな策。
少し大きめのトンネル支柱で寸法を測り畝巾を決め、平鍬で土を寄せながら畝作り。 4年近くも耕しつづけている畑、石は〜ほとんど無いが、それでもたまに出てくる。
よく今まで見つからなかったもんだ。なんで〜こんなに大きい石があるの。 畑作業に独り言はつきもの、これなくしては出来ない。
畝作りが終われば後は定植と種蒔きだが、まだ日は高い。夕暮れまで待つことにして他の作業にあたる。
いつからか食べなくなり採らなくなったナス。撤収しても良いかと尋ねてみたところ、秋茄子をまだ食べたいと言う。 生ったまま腐ったもの、割れているもの、異様に馬鹿でかくなったものなどを枝の切り詰めを兼ねて切り落とす。 水ナスを含めると大小30個ほどのナスが畑の肥やしに変わる。
まあ〜食べるとは思えんけど、もう少し撤収は待つか。 あれ?こんなところにナスが出てるやん。
たぶん、随分前に同じように切り落としたナスから発芽して大きくなったのだろう、本葉が6枚ほどで〜まずまずガッチリした苗。近くにもう1本の苗を発見するが虫に食われて、こちらはダメそう。 これだけの苗、このまま見過ごすことも出来ない。土寄せをして化成肥料で追肥、水遣りをしてみる。
4年間、毎年ナスを育てているが落ちたナスが発芽して、これだけ大きくなったことは始めての経験。これから〜どうなるのかーーちょっと楽しみ。(=^▽^=)
お盆辺りから様子が変で心配していたトマコン参加のワプシピニコンピーチ。どうやら完全に枯れてしまったような感じ。 背丈も1.5mに延び、葉も元気一杯、小さいが実も数個付け〜花も充分に咲いていたはず。寝かせ植えして黒マルチ、それほど水不足になるとも思えないが、春ジャガの後作だったことだけが気掛かり。
ジャガとトマトは近くに植えんほうが、ええでよ。
昔、畑仲間のおじさんから聞いた記憶があったが、植えるときには全く頭に浮かぶ事もなく、 “日当たりが良くて〜混雑してない自由に根を張らせることが出来る広々とした場所、それはどこ?” そんなことばかりに注目して植えた場所。
ジャガイモとトマト、同じナス科で連作はもちろん避けなければいけないが近くに植えてはいけない理由は知らない。それでも昔の人の言いつけは素直に頑なに守りつづけた、ちょっと古めの菜園主の大失敗。
植えてから気が付いてはいたが〜まさか、これくらいで枯れてしまうとは思えなかった。 その甘い考えが命取りになってしまったのだろう。どこか違う人に貰われれば〜今ごろリッパな大きな実をつけていただろうに・・・。 返す返す〜悔やまれてならない。 今更やり直しも出来ない。しかし、送って頂いた人、苗を育てた人に〜どうお詫びをすれば良いのか。
成長点を含め薄茶色に枯れたように見える葉っぱ、それでも茎は青々としてるようにも見える薄緑色。植物成長剤を含んだ水をマルチの中に満々と流し込んでみる。 もしかして気温が下がれば、もしかして雨が降れば。
今も〜まだ、畑の中にいるワプシピニコンピーチ。 ミラクルを、奇跡を、少なからず期待しながら。
画像1:打ち上げ花火の破片(散歩道で見つける) 画像2:ナス(独りばえ) 画像3:うろこ雲(くぅ〜〜〜〜秋、あき、アキーー)
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