台風の風
2005/08/25 (木)

kumori.gif 白、灰色、黒、墨絵のような空に東から西へと矢継ぎ早に流れる雲の集団、台風の到来を覚悟した朝。

東海地方から関東へ上陸する恐れがあると昨日から頻繁に流れる台風情報。昨日の夜、出来なかったポット苗などの片付け作業を6時前から始める。

まずは足の踏み場も無いほど広がった物置の片付け。肥料、培養土、石灰、ネット、寒冷紗など使いたい放題使い何も片付けられてない物置。
この状況では〜またネズミでも湧きそうな気はするが、そん悠長な事を考えてる暇はない。

散らかった物を〜あちらに積み、こちらに押し込み、なんとか作れた1m四方の空場所。庭の隅やウッドデッキ下などに並べておいたポット苗を順に並べる。葉っぱが絡みついて折れるものも2,3あったが〜多少の事は止むを得ない。

もう少し時間に余裕があれば畑にも行きたかったが、危なそう棚は撤去済み。一番心配なのは大豆だが傾いたら戻せば良いこと、折れることはあるまい。毎年の経験で、だいたいは解かる。
ミニトマトやトマトは支柱をはるかに超え、かなり危ない状況にはあるが〜これももう終わりに近づいた、いつ撤収しても〜おしくはない。唯一トマコン用のミニキャロルだけは〜かなり心配だが、実が落ちたら〜それを拾ってカウントしようと決める。

昨日からの厚い雲に覆われて放射冷却が無かったせいか日差しが無い割りに暑い朝。6時少し前から、1時間の作業で汗びっしょりになる。

「台風って、どうなった?」
『左』
「うそぉー!昨日のあの位置から左ってことはないんちゃう?」先回のこともあり、しつこく聞いてみる。
『だで〜うちが左やわ、こうへんよ台風なんか』
そうは思うが、去年の辛い経験がまだ鮮明に残る記憶。骨折れ損になっても、それはそれで良い。

『ちょっと〜その格好のまんま、行くの?シャワーしたほうが、ええちゃうん?』
「やっぱり、ちょっとひどい?若い子に嫌がられるかな?」
『はぁ〜ん?おっさんが朝から何、訳の解からんこと言っとるの!ほんなことやないの、風邪でも引かれたら困るで言っとるの』
「んじゃーシャワでもしてくわ」

おっさんという年代になってから初めての朝シャン。中々気持ちが良い。
日頃、朝の作業も多少はするが出勤用の作業服に着替えてからの作業がほとんど、汗びっしょりになるほどにはしない。
汗をかくほどに作業をしてシャワーをしてから出かけても良いのだが、その時間が勿体無い。
寝る時間が欲しいわけでは〜もちろん無い、シャワーするより畑に居たいだけのこと。

「頭濡れとるの、この扇風機で乾かしてもええかなぁ?」
『はぁ〜ん、そんな時間あるの?もう7時過ぎとるよ』

今週の日曜、トイレと洗面所用にと買ってきた扇風機。洗面所は日曜から使い始めている。

暑くてどうしても欲しい、身体がだるい、気分が悪くなる、これ以上暑かったら何も出来なくなる。なんだかんだと理由をつけエアコンにしたいとの再三の要求だったが〜さすがにエアコンを洗面所にセットするほど裕福ではない家の財政。
曖昧な返事で誤魔化しつづけたのに、とうどう根負けしたのか扇風機でも良いからと嫌々納得してくれた因縁の扇風機。

『マイナスイオンが出るヤツなんやよーこれ。自然に近い風やから、全然違うんやから、身体がスットするんやわね』
このところ風呂上りには、毎回決まったようにマイナスイオンの効果を論ずるオタッキーな人種。

「マイナスイオンやから〜早く乾くんちゃうの?自然の風やし」
『そんなもん今日は要らんって。外に行きゃー自然過ぎる風が吹いとるやん、台風やもん』

なんやねん、それ。
ホント、ケチなヤツ。(`ε´)

画像1:大輪朝顔の実
画像2:ミニ朝顔の実

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家庭菜園してます。
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