早死にの薬
2005/08/20 (土)

kumori.gif 時々弱い日差しもあるが朝から雲が広がる。お盆を過ぎてから決まったように、ある夕立。今日も大粒の雨が降る。

お盆も過ぎ、秋野菜本番も間近。この時期に出来る限りのことはしておかなくてはならない。今朝も早くから作業を始める。

じゃがいもに切れ目を入れ灰をつけて日陰に干す。アンデスレッド、にしゆたか、出島の3種類、各々1kづつを予定。去年までの秋ジャガなら種芋全部で1kがせいぜいだが〜今年は第二畑という強いみかたがあり、大盤振る舞い。
種芋も出来るだけ大きな物を切らずに〜ふんだんに使ってみるつもり。台風と長雨さえなければ〜そこそこは出来ると思ってはいるが、どうなることか・・・。

種芋の準備が終われば次にじゃがいも予定地に油粕&鶏糞を鋤きこむ。ここ2,3日続けてあった短時間の土砂降りで、畝の形も変わるほど染み込んだ雨。土も少し重い気がするが、これくらいで指をくわえて待てるよな性格でもない。
何も作ってなかったという荒地、少し多いかと思う位の量を入れてみる。
お盆休み中に石灰播きをして鋤き込み、牛糞30kも混ぜ込んでおいた効果がでるかどうか〜なんとなくここまでは、すこぶる期待が持てる。

第二畑の作業を済ませると、突然に降り出した雨。強風に加え横殴りの土砂降り、ちょっとした嵐そのものだが〜10分もすれば雨も上がる。
ここんとこ〜こうゆう降り方が多い、これに夜の暗さとカミナリが加わると〜かなり恐怖感が増す。男とか女とか犬とか、そんな事は関係無い。正直、恐い物は恐い。

流れるような雨の後、もう畑には入ることは出来ない。今度はポットを取り出し白菜を播く。

白菜の種蒔きは各種ある野菜の中でも、もっとも不得意とするもの。
過去、何度も失敗をしたことがある。播く時期によって少しでも遅れれば、その後の成長が見るからに違ってくる。かといって早く播いても中々大きくなってくれない。直播すれば〜虫に食われ暑さに溶け、土砂降りに流される。拘りさえなければ苗を買ったほうが、どれくらい精神的に楽だろうと毎回、思わざるを得ない。

今年も20日、27日、9月3日と3回の種蒔きを予定している。本葉が3〜4枚になるまでの当分の間、気を揉むことになるのは間違い無い。

“今〜名古屋、もうすうぐ着くから”
17日から出かけた気楽な韓国帰りからメールが届く。時刻は10時近く。
8時20分着の飛行機で、なんでこんなに遅くなるのか?まったく、もう。(`-´)ノ
この前のグータラといい、ここんとこ待たされてばっかしじゃん。

一日中、降っては止んでの天気が続き〜それ以上の作業も出来ず、夕方からビールグラスを片手に、ボンヤリと過ごし時間の経つのを今か今かと待ちわびていた。(誤解があるとマズイので・・・帰ってくるのを待っていた訳ではなく〜迎えに行くことが終われば任務が終了。早く任務を終わらせたいという気持ちで時間が来るのを待っていただけのこと)
“んで〜駅に着くのは何時?”
“着く前に連絡するーー”
“へいへい、お好きにどうぞ〜〜”

それから30分ほど過ぎた頃、携帯が鳴る。
『もしもし〜駅に着いたから早く着て』
「着いた?なんで〜着く前に連絡するって言ったやん」
『ほんなこと言ったって着いたんやからしかたないがねーー、早よしてよーー』

まったく、もう〜どいつもこいつも。ホント親子って〜訳のわからんところで似てるから始末が悪い。
そのまま寝られそうな姿のまま、まったりとした時間帯。ジャージをはき、サンダルを引っ掛けて大急ぎで車を発信。

最寄の駅までは10分足らず、国道を横切り小さな商店が並ぶ片道一車線の細い道を真っ直ぐに行けば〜間もなく目的の駅。

あれ〜?なんでこんな時間に混んどるの?どこの誰やねん。チンタラ行くヤツは。
少し進んでは〜また止まる、を繰り返しながら少しづつ進む商店街の細い道。後少し、あと数十メーターも行って左に曲がれば駅がある、少しイラツキ気味で車を中央に寄せ前方を覗き込んでみる。

踏み切りか、どこかで、なんか〜あったんかな?(・・?)
うん?なに、あれ!?\(@@)/

三角のとんがり帽子、工事中に良く見かけるコーンが臨時に設置したと思われる明るい照明に照らされセンターラインに数本並べられているのが見える。ブルーのシャツ、紺色のズボン、腰の辺りには無線機のアンテナなのか〜なにやらぶら下げ、ヘルメットや帽子を被った数人の人間が小刻みに動くのも見える。
うそ!マジ?あれって〜あの服装って・・・。うそーーーーホントォォォォーーーー、検問!?

この車まで後、3台ほど。警察官が1台づつ窓の中の運転手と話をしている。話が終われば〜行け行けとの合図宜しく手を振る仕草。

大して量は飲んでないがそれでも〜何本か飲んだビール。おまけにサンダル履き。もうダメだーーー、こんな場所で曲がる事もUターンすることも許されない。急に曲がれば余計に疑われることは必死。
どうしよう、飲んでませんか?と聞かれて、飲んでないとシラを切るか、それとも素直にハイと答えるか。
ドキドキと聞こえるほどに大きくなってきた心臓の鼓動。前の前、グレーの軽自動車が話を終わり通り過ぎた、後1台、次じゃん。

心臓が飛び出すほどのバコバコ感というのを、この時〜生まれて始めての味わった。あくまでも冷静に、大丈夫だから命までは取られないから、と自分自身に言い聞かせてみるが〜まったく聞こえてない我が心臓。
どきどき、バコバコ、どっくんどっくん、どっかんどっかん、どきどきどきどききき・・・。心臓とは間違いなく左胸の奥に位置すると実感。

もう〜あかん、30万円が・・・。と思った瞬間。
ピカピカと光る警防を振り、行け行けとの合図。
ラッキー!めちゃめちゃラッキー!行けっちゅなら行かせてもらいます。もう止まれって言っても遅い、絶対に止まりません。窓も絶対に開けません。そっちも見ません。振り返りも他所見もしませんとも!

早よ、早よ、早よぉ〜〜行ってよーーお願いだから。それでもじょろじょろ進む前の車に懇願するような心の叫びは、聞こえる筈もなし。
道路から左に曲がり駅に向かう、何台前かは解からないが警察官に誘導されている車を目の前で発見。

やべぇーーーー、捕まえたのを駅に誘導してるんかい。そんな方向に曲がってしまって、検挙された車と間違えられて〜さっきは見逃されたけど、もう一度職務質問されたらどうすんのーーー!!
いつの間にかドキドキが治っていた心臓の鼓動がまたしてもバコバコと打ち始める。

どっちを向いても警察官が一杯、こんな所に車をほっぽり出して置いてはいけない。
もうダメだぁーーー。一難去ってまた一難とは、こんなこと。

駅のベンチにちょこんと腰掛け手を振る韓国帰り。
「はよぉーー乗って、はよはよ!」
『ありがとねぇ〜〜♪』
「え〜〜から、はよして、はよ」
『ん?どうしたの?』
「警察、警察がおるやん。ちょっと飲んどるんやて」
『ぎゃははは・・・やっぱり〜そうやと思った。今日は関係無いって』
「うん?なんで?なんでそんなことが解かるの?」
『どっかで喧嘩があったみたいよ。電話したろかなあーって思ったけど・・・。たまには良い薬になれせなんだ?』

ばぁーーーろぉーーー!薬どころか寿命が縮んだわい。早死にしそうだっちゅうの!!(T_T)


画像1:大輪朝顔(随分、上のほうまで延びた)
画像2:トマコン(レッドペア5個、イエロー1個、ミニキャロル52個)

番号名前本日収穫数合計
@レッドペア101
Aイエローペア48
Cミニキャロル53152
Hワプシピニコンピーチ



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家庭菜園してます。
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