仲間が、一人
2005/08/01 (月)

hare.gif 南の空に黒く渦巻く雲が見える。こちらの来るのだろうか、そろそろこの暑さには耐えられそうにない。

また週初め、月曜日の朝が来た。それでなくても重い足取り、ポット苗のチェックもせず礼服を持ち出勤。

昨日の午後、予定の畑作業も終え〜まったりとした時間に携帯が震えた。
『おー、休み中悪いねー』
「いえいえ、ボーっとしてただけだから、どうしたん?」
『実はなぁーー』どうも歯切れが悪い。いつもなら〜ゴルフだ飲み会だと、こちらの都合も全く無視して一方的に喋り捲る人が。
「うん?なにぃーー、なんか変やよ?」
『あんまり、ええ話やないんやわ』いつもとは全然違う妙に深刻な雰囲気が、なぜか悪寒を感じる。
「どうしたの?」
『実は、あいつ死んでまったわー。昨日の昼に、もう一緒に飲めんわ・・』

各々会社は違うが仕事は同じ、取引もある。公私共に15年以上も前からの付き合い。

去年の10月末、体調不良で病院に行く。検査したら肺**の可能性があると診断。ならばと再検査入院、結果は良性で切る必要もないが切っても良いとの結果。
いつまでも〜引きずるくらいなら〜いっそ切りたいと、中途半端が嫌いだった彼らしい意向で12月初め、手術。

片方の肺を削除し1月末退院。その後元気に仕事、飲み会など普通に過ごしてはいたのだが、3月末から体調が崩れ出す。

再入院し、抗**剤治療を続けるが〜持ちこたえられないまま・・・・。
享年56歳。

さほど大きくはない会社だが、生活の為、会社の為、家族の為、と一人で若くから、がむしゃらに働いてきた団塊の世代、最後の年代。
仕事も〜若手にバトンタッチ、子供も独り立ちし親の義務を果たした。これから〜自分達の自分の人生を楽しまなければならない、そのスタート台にたったばかり。

『ドックとか行っとる?』
「全〜然。行く暇ないし〜どっこも悪ないし、検査結果が悪かったら嫌やもん、行けせん」小心者の見本のような言葉
『気をつけんと、いかんよー。おんなじ仕事しとるんやから・・・』

珍しいことを言う。徹夜で呑んで、そのまま仕事に行くような、叩いても〜ちょっとやそっとでは壊れない、そんな身体をした人の台詞ではない。
去年の9月、同じ現場で偶然会って話した、彼の最後の言葉。

短い人生、悔いもあるだろう。
その分、奥さんはじめ、子供達が精一杯生きてくれる筈。

心から冥福を祈りたい。


(日曜撮影分)
画像1:えびす南瓜(まあまあこんなもの・・・v( ̄ー ̄))
画像2:ハバネロ(まだ食べてません。誰も食べません〜お遊び野菜ですぅ・・・(^ε^))
画像3:盗られた南瓜跡(ざっと数えたら4個。くぅ・・・・(T_T))

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家庭菜園してます。
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