おっほほほ・・お疲れどすえ〜
2005/05/28 (土)

hare.gif 日中の汚れた空気が浄化され、一日の中で一番綺麗な早朝の空気。快晴の朝ならではの快感。

ヒヨドリの空を突くような泣き声にせかされ作業に取り掛かる。時刻は4時半。
今日明日の作業予定はビッシリと決まっている。来週はもう6月、沖縄は既に梅雨リもしている、うかうかしてると毎週土日雨という事にもなりかねない。野菜作りは時期が肝心、やれる時にしておかねばならない。

先ずは〜えびす南瓜とさつまいもの畝作り。草の根っこなどを取りながらの作業は相変わらず疲れる。
此処には元々センダイ桔梗という花が群生していた。四方八方に張る根は牛蒡のような太さもある。横に這っているのは取り易いが深く潜っているのは取れない。適当な深さにスコップを入れ切り落とす。いずれ出てくるかもしれないが〜止むを得ない。近所に住む、おばさん連中が捨てるなら欲しいと数人で押し寄せ、その度に手を止め掘り起こしたのは先週の事。

最初は一人だけ、そのくらいならと気前良く掘ってやったのが運の尽き。後から〜♪後から〜♪って感じで出てくる、おばはん連中。モームスなら可愛いが、****では〜なぜかしら力が入らないのは無理も無いこと。
申し合わせでもしたのか、どこかでチラチラ見ていたのか、一人が帰ればまた一人と現われる。どうも腑に落ちない**現象。かと言ってとても〜嫌だとは言えないし・・・。(恐いから)

えびす南瓜には魚粉、油粕、鶏糞、さつまいもには油粕少々を混ぜ込む。このところの晴天で土に水気はまるで無い、台車にジョウロ2個とバケツに水を入れ畑に運ぶ。たっぷりと潅水してマルチを掛ける。
次は里芋の畝作り。第一畑に芽だしをしておいた里芋。既に葉っぱが2枚ほど出ているものもある。これくらいの里芋の葉っぱは〜とても可愛い。雨蛙が乗れる大きさではないが〜いっちょ前に水滴は乗せられる。掘り起こした里芋、大急ぎで運び定植。たっぷりの水を掛けてやると案の定〜真ん丸い水滴が現われる。(うふふふ・・エラそうに)

鉢植えにしてあった、えびす南瓜は4本。朝一で買ってきた、サツマイモ苗(紅あずま20本、鳴門きんとき10本)をマルチに切り込みを入れ定植。刈り取った雑草を敷き詰め、第一畑の今日の作業は終了。

午後はソラマメの刈り取りと春大根の抜き取り。今年のソラマメは去年ほど背丈が伸びてない。温度が低かったからだろうか?まあ〜毎年一緒の様には出来ないのが野菜、細かい事を考えてもしかたない。
大根とソラマメを持ち帰ると家の中から笑い声と話し声が聞こえる。

あ〜ぁ〜〜また一人で韓国映画でも見ながらテレビに語ってるんかい、良くもまぁ〜飽きんこと。

聞き慣れたダミ声の合間に、ミニトマトの花のような黄色い細い声が聞こえる。あら?お客さん?
『お邪魔してますーー』窓越しに顔を覗かせ軽く会釈をする黄色い声の持ち主。
「あっ!お久しぶりです」
先日、肝臓ガンで無くなった人の娘さん。つまりダミ声の主の友達。

白を主体にした黄色と薄い青の大きなチェック柄のシャツ、薄い黄色のスラックスがセンスの良さを感じる。何十年も昔、数回会ったことがあるが全く変わっていない。
これが**のオバサンにとはとても思えない。比較は出来ないが、絶対、絶対、絶対、豚が空を飛ぼうとも木に登ろうとも同い年には見えない。

170cmは裕に越すスマートな体形にショートカットは変わらずよく似合う。
その昔はスチュワーデスになるのが夢だったらしい。容姿端麗で彼女には〜もってこいの職業だと、その当時掛け値無で思ったくらいだ。
昔のスチュワーデスは気品に満ちてたような気がする。誰もがなれない、特殊な選ばれた人だけがなれる、そんな感じが強かった。最近はなんだか質が落ちたような、とてもスチュワーデスとは呼べない。せいぜいスッチャデスって感じ。

そんな彼女も学校を卒業してすぐに、夢半ばで早々と結婚。今は京都で老舗レストランの若女将におさまっている。
結婚してからは年に数回も来なかったが、母親が亡くなってからは療養中の父親が心配で土日は里帰りしてるとのこと。

『わぁ〜〜これはかぼちゃですかぁ〜』
「いやーこれはキュウリです」
『へぇ〜黄色い花が咲くんやねぇー。あの紫の花キレーやわぁ〜』
「うふふ・・あれはナス」
『これは、とうもろこしでっしゃろ〜こんなふうに生えてるとこ〜初めてやわぁ〜』そう言いながら菜園を一周。
『いちごも作ってはるん、すごぃわぁ〜〜』
「えへへへ・・」
『あ〜〜苗も一杯』
「拘りなんで、少し種からやってるんです」
『???、野菜は種からと違うんどす?』
「えっ?!あー、はい、あのぉ〜〜種からです、はい」確かに種からに間違いない、これ以上説明しても夢が崩れては可哀想

『ほな、お邪魔しましたーー』
帰りしな、畑に寄った彼女。子供じみた声とキラキラした目は菜園オタクには格別のお土産だった。
「ええ、また、お・おこしやすーー」(うん?なんじゃ?バカ丸出し!)

“ミニトマトと水ナスが好きなんだと”
ダミ声の主が送っていった車の中で、聞いた彼女の好物。

任せといてちょ!
死ぬまで作るから。

そう心に固く誓ったのでした。(`ヘ´)o

画像1:刈り取ったソラマメ(もちろん彼女にも、うふふ)
画像2:春大根(いっちゃん綺麗な形の良いのを。重くて〜ごめんなさい)
画像3:初採りきゅうり(1本は、もちろんお持ち帰り頂いた・・ぐふふふ)

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家庭菜園してます。
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