2005/05/26 (木)
木々の緑が急に濃くなった。そう思わせるほど今朝の天気は爽やか。木々が新しい酸素を次々と作り出してくれるのが解かる。空気が澄んでいるもの。
朝5時前、目覚ましに一瞬の差で勝った。今年初めての勝利。(´o`)┘ 夕べ、10時に寝たのが良かったようだ、やはり人間、早寝早起きが良い。太陽と共に起き太陽と共に寝る、それが一番。(うん?今日は〜早退かぁーー?)
とりあえず第二畑に行く。昨日の夜、暗闇の中でコソコソとマルチを貼った畝に、鹿ケ谷南瓜を定植する。まだ根っこや草も混じってはいるが、これ以上取りきれない。後は〜南瓜に頑張ってもらうしかない。ガンバレよ〜〜の意味を込め、株元に藁を敷きアミノ酸液肥をたっぷりと注ぐ。 第一畑には水ナスとししとうを定植。1ポットに2本以上発芽してたところを間引きし風除けにビニールトンネルを半がけにする。
今朝の主な作業を終え、発芽し始めた落花生やポット苗のお世話をセコセコとし始める。
『おはよぉーごぜーます』甲高いキンキンとした声。畑仲間のおじさんの奥さん、つまり〜おばさん。 この、おばさん、ここら辺でも貴重な珍しもん好き。新しい農法もどんどん取り入れ、直ぐに試してみるというツワモノ。だからと言うわけではないが〜菜園の話し相手、菜園仲間として、一番の友達。 彼女の畑は整然とした畝があるわけでもないし、どこが通路と決まってもいない。だからと言って無耕転でもない。思いついた所に思いつた様に気ままに植えていくらしい。畑経験30年以上ならではの、さとり農法だ。
「あっ!おはようございます」(目上の人には礼儀正しく丁寧に、これがうちの家訓。うん?) 『さつまいもにマルチするって言ってりゃーたで、この本持ってきてみたわ。きんのう見とったら、きゃーたったでね〜こりゃーおみゃーさんに見せたらなかん、思って』農協からの隔週冊子をわざわざ持って来てくれた。丁寧に広告の切れ端でシオリまではさんである。(うふふふ・・なんか〜きゃわいい) 「あ〜!ありがとう、ございます」(相変わらず丁寧な受け答えは、身についてるから。うん?) 『早よぉーから、マメやねーー』 「えへへへ・・・好きですので」 『今朝は畑は行きゃーたの?』 「ええー、もうとっくに。今は、次の苗をちょっと」 『あそーかねー、ちょっと見せてもらってええかね?』 「はい、はい、どうぞどうぞ」 『あっ!これかねー、今度の畑に植えるって言ってりゃーた、かぼちゃ。上手に作ってりゃーすね〜。こんなええ苗、どうやってつくりゃーた』 「えっ!そうっすかねーー。(デレデレ〜〜)こっちにもありますよ。この中に」ビニルハウスもどきに手招き 『あれまぁー!これ、みんな種まきゃーたかね。ええふやねぇーー。かわかんように、新聞被せたるんきゃー。こりゃーじょうずやわー』 「いやぁ〜そうでもないですけどねぇーーー」(ちょっと自慢、自慢) 『この土は、やっぱし培養土きゃー?肥は入れてりゃーす?どうやって播きゃーすの?・・・・・・』矢継ぎ早の質問が続く。頷くのが精一杯。 『ほぉーー、こりゃホントに上手やわー。昔からやってりゃーた?」 「いえいえ、ここ2、3年です」 『わたしはねー30年やっとても、こんなええふには出来せんでねー、やり方がヘタなんやんろねー』 「そんなこと、ないですよーー」(いつも丁寧) 『わたしもねー。ちょっとだけやっとるんやわー、こんなにええふには出来せんけど。ちょっと見てちょーすか?』 「えっ!あるんです?どこどこ?」
玄関脇に横付けされた白いカローラバン、彼女の専用車だ。後ろの扉を開けると、農機具やお手ごろサイズの袋に入れられた肥料、培養土、ポットや支柱などが所狭しと並んでいる。ちょっとした動く家庭菜園って感じだ。(こんな車欲しいよー!) 『これこれ、これやわね。見てちょぉー。なんやわかりゃーす?』 黒いポット4個に、きゅうりより二回り程小さい双葉が顔を覗かせている。 「何かなぁーきゅうりやなさそうだし〜コウセキ瓜かなぁーー」 『わたしゃーねー、そんなもん、つくーせんって。これは〜メロンだがねー、去年作ったヤツの種、でぇーじに採っといたでねー』(メロンを瓜と間違われてはムットするのも無理は無い)
一昨年、衝動買いで作ったプリンスメロンが予想以上の豊作で、何個か貰って頂いたことがあった。(ロレツ廻らなくなりそう) それがきっかけなのか昨年メロンを育てた彼女。 「今年はーメロンやってみるでね。スジスジがあるヤツだでね、本格的なヤツらしいわ。出来たら持ってくでね。あははは・・・」って嬉しそうな顔してたのを思いだす。 普通メロンも地這いだが〜彼女も所狭しと作っている為、場所が無くキュウリのようにネットを貼り登らせてしまった。と言うより、ツルをネットに無理やり結び付けてしまった。3個ほど実を付けていたのは覚えてるが、それからどうなったのか〜未だにお裾分けは届いてない。 種類は確か、パンナメロン。
『ちょっと小せいけど、網網があるメロンじゃでねー。パンダメロンって言うじゃと。今年はねぇー向こうの畑でやってみるじゃわ、ひれーでね』(ふふ、パンダのほうが良いかも) 「へぇーいいなぁー。面白そうじゃないですかぁー」 『わたしゃー、おみゃぁさんほど上手やねーで、いかんけど。好きだでねー、やめれんじゃわ。あははは・・』(ホントに大好きなんですね〜〜、気持ち解かりますよ) 『種余っとたかもしれんで、おみゃーさんも、やりゃーすか?おみゃーさんがやりゃーすなら、わたしもこころ強ぇーでねー』 「えっ?!そ・それなら〜〜」 その間も、苗を見、土を触り、感心したような顔つき。
「そう言えば〜ソラマメ作って無かったですよねー、これ持ってきません?」『あれー!ソラマメ、こんなにうみゃーこと作ってーー。ええの?うちで食べやーしゃ、ええがねー』「いえいえ、こんなに食べれんですから・・」『悪りーねー、なんか、もりゃーに来てまったみたゃーで』「いえいえ〜ほんなこと無いですよー」
「あっ!ここに、豆乳もありますので、これも」
歳は〜親子以上に違うが菜園仲間に歳の差は無い。 週末も、出来たらいいなぁーーー、豆乳片手に二人のオフ会。
【今日の方言】 ???・・多すぎて書けない (×_×)
画像1:鹿ケ谷南瓜、定植の図 画像2:寿司(うそ!ソラマメ) 画像3:話題の南瓜(えびす南瓜あらため、石松南瓜)
《追伸》 昼過ぎ、家からメール【種、変なのしかないからって】 悲しいような〜嬉しいような。
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