仲良し3人組
2005/03/15 (火)

harenotikumori.gif 午前1時30分 丁度眠りについて間もない時間か、携帯電話を目覚まし時計にセットして置いたのがけたたましく小生を起こす。
眠い、酒が少し残っている、傍らで爆睡している晃一「猫」を跳ねとばして飛び起きると顔を洗って熱いコーヒーをすすり一服つけるや否か軽四に乗って2キロ先のS氏宅へ向かう。
昨日用意して置いたので直ぐに出発できる、向かうは釣友の良氏が営む観音寺市の小料理屋へ良氏を迎えに行き宇和島市に向けてひた走る。

途中、宇和町では昨日降った雪が路肩に残っていた、水温は低くなっている事は間違い無いだろう。
やはり定刻より1時間余り早く着いてしまった、魚市場巡りをして時間をつぶして5時半に市場にある食堂で朝飯を食べてから船頭さんの店に行けばいつもの笑顔で迎えて頂く。
6時出船で火振島東のポイントまで30分少々で着く、今日は穏やかで絶好の釣り日和だ、しかし10時までは込み「満ち込み」で期待はしていないが初心者の良氏のアドバイスや棚のセットでのんびりと潮待ちをする、海は良い、何もかも忘れて釣りに没頭できる。
釣れなければ自分の努力と腕が悪い といつも念じているだけに坊主であっても悔いは残らない、私の友人には「潮が悪いだの船頭の腕が悪いだの」人の性にするイヤなヤツが居るが、今日の3人は「自分の腕」派である、歳も同じ位で我が儘も言い放題で肩の凝らない野郎ばかり。

9時50分 潮はとろんで引き潮に変わる兆しを見せる。
潮止まりの15分はコーヒーを飲み腹ごしらえをして本潮に供える。
緩やかに火振へ流れ出した頃に1投目を投入する、ワンカップの栓を開けて龍神様に供える、お残り数滴を頂き戦闘開始。
30m沖合でウキが立つ、ウキと言えども私の背丈程ある、水面から出ている部分だけでも1m以上あるだろう。
そのウキがゆっくり水面から消えた瞬間に合わせを入れて電動をオンさせると手応え十分のずっしりとした重みにコンコンとした鯛独特の頭を振る感触が愛竿を通じて伝わって来る(45cmの雌の鯛だ)と宣言すると「こん位のヤツやろ」と手のひらを伸ばす野郎がいるが気にしない、一番堪能できる瞬間である。

上げて見ればきっちり45cmそれも雌の鯛、食べ頃サイズ。
船頭のYさんとは今回で2度目だが良い船頭さんに巡り会えた、釣り上げた魚の浮き袋を手際よく抜いて生け簀に入れて活きを良くし、身の回りの世話は1級品である、それにまだ若い。

他の連中もぼちぼちと竿を曲げる中、棚を丁寧に探る私に幾分軍配が上がる、気持ちの良いモンだ。
先日は外道のハマチが嬉しかったが今回はS氏が苦戦している、なかなか仕掛けが上がって来ない「もしや」思ってはいたが、その仕掛けを私が掴んでやり取りする。
2ヒロ取り込めば3ヒロ戻す 3ヒロ取り込めば2ヒロ戻す のやり取りでやっと姿が見えたのはメジロ「ブリの子で70cm〜90cm」である、それも丸々と肥えた素晴らしいヤツではないか、姿を見せてからも数分のやり取りで24mのハリスの長さは私にとっては数百mに感じられた。

その後も(オッこれは60cmオーバーや)の前宣言の声に「3m有るんと違うかー」のヤジの中予想通りの70cm近い鯛を釣り上げる。
しかしその後 ビギナーの良氏がいとも簡単に私の記録を抜く鯛を釣り上げてしまった、やられた!。

写真1 その鯛と良ちゃん
写真2 メジロと私
写真3 今日の釣果

午後4時 南風が吹き出し潮は一向にとろむ様子は無いので納竿、帰りは「お前が・・ワシが・・」のやかましい車が四国自動車道をひた走り7時過ぎに良ちゃんの店で乾〜杯。
よく働き、よく遊ぶよい子3人、顔を見れば犬も尻尾を巻くと言われるが、一日中泣きもせずに仲良く遊んだ。 

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オラん家の野良日記
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