2005/02/08 (火)
仕事を早めに切り上げて、5時に数珠を手に家内と一緒に通やに行く。 左縄を掛けて丁寧に仏を浄める。 「左縄」あの世の装束は今世と全て逆にする、女性は右前を左前に・・男性は右前に装束を着せる。 襷である縄も左編みにした物を使って入棺行事を行う。
「カタビラ」帷子と書く 手っ甲・脚絆・通行袋・装束・等の衣装を親族達が着せて入棺を済ませ、合掌をすれば嗚咽とすすり泣きが時折大きくなる・・・ 喪主は長男の洋二が務める、30そこそこの若い衆だが毅然として分からない事は私に相談しに来る、十分喪主としてやって行けるだろう、泣くなよ。
親類・ご近所の方々100人近い通や客の前で御礼を述べて通やを終える。 大坂の姉と久しぶりの再会だが言葉数は少ない、こんな時しか逢えないねー としばし語り無言で別れる、今夜は晴れて冷え込む。 通やの「別れ酒」は弾むものだが、この所の法令で飲む人は少なくなった、寂しい。
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