小春日和
2004/11/28 (日)

hare.gif 昨夜は一五夜、天気も良かったのでウサギの餅つきも良く見えた、外の市道へ出れば影が左右に二つ出来ていた。
一つは外灯の影でもう一つは満月の影であった、どちらも負けない位、アスファルトの路上を鮮明に撮していた。

今日の日曜日は久しぶりに休日となる、朝6時30分起床。
家内が起きて来る、休みだから寝ていていいのに朝食の準備をするが、既にベ−コンを炒めている最中なので再び寝て頂く。
幾分新米が馴染んで来たのか、それとも水加減が上手になったのか、炊きたてだから美味いのか?口に合ってくる。
余り野菜で漬けるカミさんの浅漬けも上手である、誉めると満月より上まで昇ると迎えに行けなくなるので、強いて誉めないが塩加減が良い、旨味は何処から??

午前中は月末の仕入れ伝票や売り上げの整理を打ち込んで、ホームページの修正も行う。
5月にサーバーを変えてから未だにリンクを変えてないポイントや行き先不明になっている所をチェックして修正する、かなり長期間やってはいるが未だ工事中が多いようだ。

「写真1」先日塩漬けにしておいたダイコン「ダイコン15Kg/塩500g 重し20Kg」は水が上まで上がって来て本漬けが出来る状態になる。
容器から打ち上げて、容器を洗い新しいビニールを敷き準備をする。
砂糖500g 塩100gを 糀漬けの元1袋と混ぜて仕込みの準備は完了する。
「写真2」混合した糀を底にパラパラと振りかけてからダイコンを敷き詰めて行く。
更に糀をと・・・思った時に「待った!」の声で手が止まる。
カミさんがボールに何やら入れて持って来る。
短冊に切った昆布である、それをパラパラを振りかけて、更にダイコンを敷き詰める。
隠し味の元はコレか? 今年初めに頂いた羅臼産の高級昆布である、頂き物でなければ決して買えない代物であるが、庶民の保存食に使っていると聞けば送り主はどう感じられるであろうか?
側には晃一君がお手伝い?に飽きて日だまりで寝そべっている、長閑な農家?の庭先風景である。

確かに漬け物に動物性の味付けは合わない事は無いがやはり昆布の風味は良く合う、カミさんの隠し味や見破ったり。
私は色付けに千切りにしたウコンを入れている、香り付けにはミカンの皮を乾燥した物も使う、この時期我が家の風物詩でもある漬け物が出来るのは来週末かな。
寒風が吹き荒れる1月末にはダイコン乾しをして糠漬けも予定している、古漬けを塩抜きをして炒めた物は酒の肴には絶妙である。

宅配のお兄ちゃんが「判子下さーい」と大きな荷物を抱えてやってくる。
信州から季節を運んで来た、家内も大喜びで「早く開けよう」とせがむ。
昔は木箱だったが今は段ボール、机には成らないが機能的である、早速エプロンで拭き二つに割って小さい方を私に差し出す「何で?」
芯の周りにはくっきりと蜜がたっぷり、かぶりつくと果汁がほとばしり実に美味い、この辺りのスーパーでは味わう事の出来ない逸品に二人とも絶賛する、信州のお百姓さんありがとう。

昼過ぎに高戸さんのお見舞いにリンゴを持って行く。
こたつで寝ている、起こすのもいけないと思って奥さんと話していると「バカは風邪を引かん言うのは嘘やなもし、バカでも引くぞなもし」と かすれた声で起きてくる。
もう鼻水が出かけたから日にち薬や、と言っているが今年の風邪はこじらすと永い、私は既に経験済みであるので、じっくり養生するように と言ってウイルスから早々に逃れる。

キャベツやハクサイの中耕をやり、ついでに雑草を削り土寄せをする、一日中暖かい。
夕方近く、畑の中から道路を見ると亡霊が自転車に乗って走っている、紛れもなく高戸さんである。
側へ寄ると「寄っちゃーイカンぞなもし、アホが移る」と声に成らない声で「ニラが体に良いと思い採りに来た」と言う。
電話一つよこせば持って行くのに、と一束摘み取って差し上げる、大丈夫かー。

「写真3」一日上天気に恵まれて、おまけに野良仕事もはかどった。
残して置いた秋の彩りの柿も少しずつ椋鳥の餌になっている。
朝はまだまだ明けるのは遅くなるが、日暮れは少しずつではあるが永くなっている、もう1ヶ月もすれば1年が終わるのである、又一つ余計な歳を頂くことになる。

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オラん家の野良日記
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