完売で乾〜杯
2004/11/03 (水)

harenotikumori.gif 早朝 4時前後だろうか、パラパラと雨の音で目が覚める。
また〜いい加減にしてくれ、この夏前は雨が無くて雨乞いをしたくらいなのに、台風と共に来るは来るはで雨ばかり、讃岐平野は小雨で有名 特に讃岐3白「さんぱく」塩・砂糖・米で昔から有名であったが その塩・砂糖は小雨量でなければ出来ない物だが、お米は小雨量が為に溜め池を多く保有して美味しいお米を大量に作っていたそうだ。

朝6時に外へ出て昨夕支度した野菜をトラックに積み込む、まだ早い時間なのでタバコを一服くわえて畑に出ると長老が散歩をしているのに出くわす。
挨拶は「よー降るのー」「ほんとうに良く降ります」でこの所の言葉は皆同じである。
花壇を覗いて「これホウレンソウか」と聞いてくる「そう 家内が蒔いたんです、何にもせずに」と答える。
私のホウレンソウの撒き方はトレーに紙タオルを敷いて種を列べて、再び紙タオルで覆って水をヒタヒタまで入れて数日間おいてから根が確認されてから蒔く と言うよりも一粒づつ置いて軽く覆土するのだが、家内は残っている種をそのまま播種して覆土をしたと言う。
見ればどうやって間引けば良いのか分からないくらいに発芽している、まるでジャングルのようである、出るモンだ。
その長老は今期3度播種をしたのだが上手くいかないそうで家内に聞いてみる と言って再び散歩に足を運ぶ。

7時になったので2キロ離れた所にある産直市に出かける。
既にほとんどの野菜箱は埋まっている、良い場所から置いていくので残っているのは正面の下の段の箱に入れるが私はどこでも良いのだ、当分は土日と祭日に何かを出していれば市場が活気づくと思い、続けて行きたい。

8時に杉さんも現れたので二人で再度市場の見学に行く、実はじっくり見学したことが無いので15分余り見て廻る。
野菜ではハクサイが高いので半分に切り180円・レタスはあまり巻いていない早出しのものを150円と強気な値段を出している。
長ネギは私の同級生でこの春にJAをやめて野菜一本で生計をたてているというMは少し細いが白い部分は長く、良いネギを育てて出している、値段は2本で120円と良心的である。
出荷者の顔もだんだん覚えてきて友達になれそうな気がする、しかし全ての野菜は綺麗で農薬浸けの臭い?すらしそうだ、やはり表面だけ友達で、後は深い仲にはなりたくない 私の本音だろう「まさかこの日記を見ている優雅な百姓はいないだろう」

今日の祭日も公立高校で光ケーブルの敷設に伴う配管の続きを行う、今日は4時前に終わって市場へ直行する。
あれっ 正面の箱は・・・無い 空っぽである、完売であった。
今日は乾杯やなー と帰りの車の中で杉さんと話す、自慢の野菜を自分で値段を付けるのはなかなか勇気と決断がいるのだが、売れてしまえば気持ちはいいもので、明日も出したいと気持ちが走る、単純な二人である。

「写真1」やっと出そろったソラマメの双葉 実はソラマメの双葉は中で開いているマメの部分で地上には出ない、緑の部分は本葉であって、この状態で移植するのが一番根付きやすい。
「写真2」底の部分は新聞紙を2枚敷いていたのだが新聞紙を突き破って根が出ている、苗床で育てるとこの実根は土中深く入り込んで掘り出す時に切れて根付きが悪くなる。
そこで昨年からペーパーポットでの発芽を試みるが実に調子が良い、明日移植をする計画である。

「写真3」3人寄れば?
この所日が短くなったので畑で飲むことは先ず無い、しかし畑でワイワイガヤガヤの声は絶えない、芋掘りは子供に返って無邪気に遊び感覚で行う。
一人で黙々やっていると直ぐに飽きるがみんなでワイワイ言いながらの野良仕事は健康の源と思っている、通りかかる人や犬までが羨ましく思っているのでは。

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オラん家の野良日記
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