讃岐のうどん
2004/10/09 (土)

ame.gif 今日は9時30分から始める親戚の法要に出かける。
どんなに遅くても30分前には出席しなければいけないしきたりに40分前に着く、お供えを置き仏前に熨斗包みを置いてから合掌をして、列席の衆 並びに家の主人に挨拶をする。
これまでは何の変哲も無い法要の前の待ち時間であろう、しかし香川ではここでうどんを差し出される、湯で裁いた温々のうどんに付け汁、薬味だけである、朝ご飯は何時も通り食べてはいるものの「うどんは別腹」といってお代わりを強要する所もある。

年越しの蕎麦は日本ではほとんどの家庭で行われる年末行事だが香川ではうどんである、毎年私が打つうどんは家族の評判が高い。
変わっている と思われるが新築風呂又は改装の風呂が出来上がり、その初湯には浴槽に浸かってうどんを食べる。
初湯でうどんを食うと痛風にならないと言うが医学的には何の効果も無いのは明らかであるが習わしを止めると祟りが有りそうなので必ず行う奇なる話し。

法要に要する時間はおおむね2時間、その間2回の休憩をするが正座からあぐらをかいて足の痺れを癒す、やっと終わり印綬様から有り難い?説法を受けるが我が身は「早くしやがれっ」と言いたいが我慢する、有り難いと思った事は無い「ハイ 罰当たりものです」

その後はお膳の前で飲むは食うはで先祖の霊と共に酔いしれる。
最近ではカラオケや2次会で深夜までドンチャン騒ぎをする家もあるが、それはチト行き過ぎではないか 霊と共に供養を兼ねた法要の席だけで良いのではと思うが他人様の事を言う権利は私には無い。

そんな訳で帰ってくるとイスを列べてぐっすり眠ってしまった。
お腹が重いので目が覚めると晃一が乗り眠っているではないか、酔いも冷めてきたので畑の見回りでもと思ったが外は既に暗くなっていた、今夜の我が家は又うどんであろう、法要の引き出物の一品には必ずうどんは付き物であって、5・7・9・の奇数の数を入れるものだが9個は苦が付くと言って嫌い、7個と相場は決まっている。
うどんは別腹 と言うが、入る胃は同じであって全く根拠は無いが確かに讃岐人はうどんをこよなく愛すると重う。

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オラん家の野良日記
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