今日から頭屋で稽古
2004/10/08 (金)

ame.gif 今日は台風の影響で朝から小雨、時折強く降る。
イチローでは無いが台風上陸の記録は既に破られたうえに更に塗り替えられて、さらに更新している もう御免である。

昨夕 高戸さんが差し上げた肴を刺身とあんかけ風に料理して持って来る。
「写真1」九谷焼の大皿に盛りつけて、熱々の料理を持って来る。
釣り好きで魚好きの高戸さん夫婦は、若いときからあちこちと釣り歩き1匹の旬の魚を釣り上げるのにはスーパーで売っている値段の何倍もの経費がかかっているのは重々知っている、その上釣り上げた魚を美味しく料理して美味しく頂くのは釣人のマナーであり、釣り上げた魚の供養でもあると、何時も口を酸っぱくして私に言う。
そんな訳で生が駄目ならこんな風にして、あんな風にしてと最近は私を魚漬けにしているようだ、一箸付けると案外いけます 食わず嫌いでは無いが多くは未だ免疫が出来ていないので食べられないがお気持ちだけ美味しく頂いく。

一日中降り続き気分はウンザリするが、畑の見回りも只足を運ぶだけになる、ハウスの西側の畑は雨続きの為に耕耘も出来ずにジャガイモの芽が所々大きく伸びている、この分だと収穫が望めるのではないか?
しかし雨が多いのか排水が追いつかないのか溜まる一方である。
ポンプを点検すると、やはり目詰まりで排水性能が低下している、傘を差しての応急修理で生きよい良く排水し出す。

ハウスの東側の畑は自然排水であるが3箇所の排水口は道路を挟んで川に流れ込むのだが泥水が休み無く出ていく量は雨の多さを物語っているが、肥料の流出も相当な物だ。

「写真2」今日から獅子舞の練習も頭屋の家庭で行う風習だが今年は頭屋に広い練習場所が無い為に古い自治会場「今では自治会の備品置き場」での練習となる。
毎年、同じ事を教えているのだが1年経てば忘れる者が多い、無形文化財でもある獅子舞の基本を維持し、後継させて行くのは大変難しい。
昔の頭屋に当たった村人は麦飯が主食であったにもかかわらず毎晩18リットルの米を炊き出して握り飯にして振る舞ったと言うが、最近では若い者は食べるものはインパクトを与えるものは無いので簡略化されてビールにおつまみ程度、毎夜の練習後に歓談と打ち合わせを図っての時間は毎年楽しみにしている。

祭りが終われば「胴破り」で思い切り飲んで騒いで、練習や本番の疲れを癒してお仕舞いとなるが、讃岐に残る「胴破り」語源を最近私に聞いて来たが返答に困った。
地域に今も残る・花使い・一軒一軒獅子がお祓いに回りその御礼「御花」を頂き、そのお花で慰労会をやったと言う説が多い。

1 昔は紙幣が無くて銅貨「コイン」であった為に青竹にノコギリで切り込み「今の貯金箱のような物」を入れたものに施しを入れて最後に竹を割って貯まったお金で慰労会をやった。
2 頭屋衆が最後の振る舞いで行う「頭屋振舞」とうやぶるまい から訛った「どうやぶり」。

以上の2つの語源から成り立って、今の世代に受け継がれて来ているのだが、どれが本当の説かは定かでは無い、いずれにしても「どうやぶり」の語源も後生にしっかり受け継いで後継者を育てて行く義務もある。

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オラん家の野良日記
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