葬儀
2004/05/02 (日)

harenotikumori.gif 朝8時から自治会館に集合の約束なので朝はのんびり小鳥や苗の世話が出来た、米5合と千円 これは隣組の約束事 これを家内が用意しておいたので葉蘭の葉を10枚余り刈り取って持って行く。
10分前だが半数以上来ている、昨日の予備準備で道具類は整っているので組み立てにかかり炊きだす。

油揚げは湯通しをして油ぬきをしてから出汁に砂糖・醤油で大まかに味をとる「この時にはかなり辛いが甘味が後で舌先に残る 微妙な変化をとらえる」続いてミリンで辛みが少しまろやかになる、最後に酒で延ばすと幾分甘辛くまとめるのが油揚げの下味を美味く作る秘訣。
最後に一沸かししてから秘伝の隠し味を入れて準備が整う。

葉蘭を鍋底に敷き詰めて焦げの防止をしてから揚げを半分重なるように円を書くように鍋の周囲に敷き詰めてとろ火にして落としぶたをする、5分ほどで落としぶたを押し上げてくるので柄杓でタレを万便にかけて落ち着かせて再び落としぶたをする この繰り返しを5度ほど行い約1時間の煮込みで冷ませばお揚げの出来上がり。
葬儀の時のヒジ「お時」のメインディシュの出来上がりである。
私の役目は揚げを炊く以外に5升炊きのガス炊飯器の水加減もその一つであるがこの時期は各家庭に保管しているお米の乾燥具合がまちまちであって時期的にも乾燥しているシーズンであって水加減が難しい時でもある、私のごつい手を大きな炊飯器に沈めて昔ながらの計り方で加減する。

揚げの評判は良し、ご飯の炊きあがりもおおむね良し、少し早いがまかない衆から食事に付いて頂き総評を年寄り衆から聞く「ほんまに玄人はだしになったなートシちゃん」とお褒めのお言葉だがオィオィ50を過ぎても未だトシちゃんかい、もう30年近くこのお仕事させて貰っているんだがねー。

12時より葬儀13時出棺 無事葬儀を滞りなく終わり15時30分のお骨の帰りを待つが遅い、携帯で喪主と連絡をとると「ラッシュで動きが取れない」とのこと、レオマの開園以来の連休の日曜日で多くの観光客が来てその列に出くわしているようだ、30分遅れで到着して私の先読みでお経をあげて仕上げとする。

「写真1」帰って直ぐにいつもの作業服に着替えて親分と一緒に空の田圃「この地方の南を空と言い北は下」へ行きこの前有機肥料を施肥した田圃の耕耘に行く。
どこからかカラスや白鷺それに写真の椋鳥達がすぐそばまで土中にいるミミズや虫を食べにやってくる、逃げようとはしないがトラクターを止めると退くので動きながらの撮影である。
8アールの田圃を約1時間かけて耕しこの次は周囲の草刈りをしなければ恥ずかしいほど雑草が伸びている、明日は雨らしい、今日出来た事を有り難く思う 仏のお導きか?。

「写真2」ジャガイモの追肥の目安は花を見れば分かる、周囲にプリン風ゼリーのように黄色い部分が雄しべで真ん中に飛び出した緑の突起が雌しべ この雌しべが雄しべに隠れていると肥やし切れだがこれだけ元気良く出ていれば追肥は無くて良い。
トマトも同じ見方で良い、ジャガイモもトマトも同じ種類であり接ぎ木すれば上にトマトが土中にジャガイモが収穫出来ると言うがやってみた事は無い。

「写真3」知っている人も「シラン」紫蘭 である、この花も増えて増えて困る、花を見れば可愛いのだが株は根茎が硬くて世話が大変だ、この秋には鉢上げして鉢で咲かせば貰い手があるだろう 貰い手と言えばインコも何とかせなイカンなー。

 夕暮れに 馬鈴薯の花 摘み束ね

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オラん家の野良日記
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