大火
2004/05/01 (土)

hare.gif 昨夜の事 11時過ぎまで私は日記の書き込み終えて倅が明日から磯へ釣りに行くと言うので羨ましく一杯チビチビとやりながら二人で話していた。
11時15分くらいに倅は部屋に行き私はカラスの行水で風呂に入り就寝。
10分も経っただろうかけたたましいサイレンが1?2度鳴ったが電子サイレンの為にパトカー?かと思いそのまま寝るがザワザワと周囲の人通りや車の停車する音に家内が「何かあったの」と怯えた声にやむをえずパジャマのまま起き出して外へ出ると私の家から東70mのY氏の家が大火に包まれているではないか、呆然とみているが足は震えて熱さも感じる、消防団歴25年の私は火事の恐ろしさは十分経験しているだけに真っ先に家の中の人は避難しているのか が先にたって只呆然とみているだけに過ぎぬ、逃げ出していてくれ 願いだけで声も出ず。

倅達に声をかけて外へ出して火災の報告をすると「気が付かなかった」の一点張りであるが当の本人も全然分からなかった たしか風呂に入った時に「パチパチ」と音がするので(お〜い炊かんでも暖かいよー)と家内に言ったくらいで風呂を炊く音がしていたようにしか感じられなかったがうかつであった。
「写真1」既に消防の放水で下火になった所でカメラを持ち出して撮った写真。
「写真2」朝になり我がハウス「左に少し見える」近くから見る全焼の火災現場。

結局夕べは3時過ぎに寝る おかげで頭はぼんやりだが6時過ぎには起きる、連絡を待つが遅い、7時過ぎにやはり住人は仏となり9時に集まり相談することになる、残念なことだ。
「写真3」人一人散り 又誕生するも有り いつもの時間に小鳥小屋に入り目の届かない巣箱をメクラ撮りをしての結果 3匹半?の誕生に喜んでいいのか・・・

9時自治会館に隣組が寄り合い手分けして葬儀の段取りをする、午前中私は忙しくお飾りの「お餅・ハクセコ・団子・花・果物・装束・仏具一式」などを手慣れた?道順で各店を廻り揃える、慣れたらアカン若いモンに受け継がさなければイカンのだが時間的に悠長なことをやっている場合では無い。
午後に入り警察署からの電話で香川医大へ仏の引き渡しの許可を受ける。
喪主も誰も寝棺の輸送が出来る車は持っていない 私の車でと申し出て医大まで出かける、高速道路の御陰で意外と早く着く、TVでしか見られない司法解剖の部屋でミイラ状態の仏を持って行った棺桶に帷子装束を着せて頂き更に持って行ったドライアイスを抱かせて来た道を帰る、複雑な気持ちである。

親族には見て来たままの報告をするが決して見せようとはしなかった「せめてもの心遣いだと思う」最後に(お通やで皆が帰ってからお別れしなさい)と小声で話し察して頂く。その晩にお通夜 親族の方々には一睡もしていない者が多い 早めに失礼する 明日は恒例による肘の用意がある我々も忙しい 哀れで空しい。

 また一人 早く旅立つ おぼろ月

i0 i1 i2
 
オラん家の野良日記
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]