台湾坊主
2004/02/14 (土)

harenotikumori.gif 昨晩の天気概況を見ているととてつもない坊主が来そうな気圧配置であった。
朝から昼までは暖かい陽気に昨夜の等高線は頭から消えていたが昼過ぎからの強風に畑のマルチは持ち上がるは木々は大きくなびくは大変な風である、気になるのは折角張り替えたビニールハウスだ 急いで帰ってハウスを見ると大きく波を打っている、入るとフレームはユサユサと揺れてとても見ていられない、風向きは西、台湾坊主特有の息の長いとても強い風である、電線はビュービュー鳴るしハウスの補強テープも時折ブーとうなり声を上げて共振する、見ておれないのでとにかくハウスから離れる。

しばらくは遠のく 友人を誘って喫茶で気を紛らす、成るようになるさ。
喫茶から出てもやはり気になるので直ぐに帰ると今のところ大丈夫だったが一向に風は治まらない、時は6時 家に入り晩酌をやり出すが時折強い風が来ると見回りに行くが何とか持ちそうだ、今晩が山かなー。

その内長男が帰って来て磯行きの準備をしだす(この風で行くのか)「船は出るそうだから」と呑気なモンだ、行き先は高知の西南端の宿毛港から35Km沖合の沖の島の磯、回りは大小島「おおこ島」沖の島本島の南西に位置するが季節風は避けられるが坊主風はまともに受ける磯だ、家内は心配そうに中止するように説得するが私は(ロープ持って行けよ)と体より道具をうねりで流されないように心配して言う。

倅が出て行った後に家内が心配そうにしてウロウロするまるで動物園の熊である、わたしが行く時はこんなに心配して無いのに・・・
(オーィなんか忘れて無いか)とたまりかねて催促すると酒の肴らしき物を持ってくるが違うんだなー、黙ってつまんでいると「あっ忘れてた」とコープのスチロールボックスから赤い包装紙にくるまれた何か「分かっているが」を差し出す、(何だ?)「義理で無い物」と言って西洋風の求愛儀式の品を受け取るが嬉しいものだ。

中身は先週の注文票でこっそり知ってはいたものの中身を見て大げさに喜んで見せる、30年余り付き合っていても一度も忘れた事がない儀式に乾杯。

 早く帰ね 台湾坊主 春の風
  「いね」 

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オラん家の野良日記
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