冬知らずの丘
2004/02/13 (金)

hare.gif 今日も良い天気、ぽっかり1日明いたので杉嶋さんと一緒にお山のキウイ畑へ有機肥料を軽四にタップリ積んで剪定に出かける。
標高は高いが西と北を尾根で遮ったキウイ畑はなだらかに南へ傾斜している、御陰で冬は温暖な丘になっている。
剪定しかけて30分もすれば汗ばむ、ウインドブレーカーを脱いで丁度良い、下からカランコロンと鈴の音と共に先生「元農経高校の教授」が犬を連れて見に来る、昨年生まれた子犬も随分大きくなっていた、可愛い盛りだ。
「写真1」杉嶋さんに昼飯に持ってきた餌をねだるビーグルの犬達。

その後先生の剪定の仕方を講習する。
芽の残し方 3〜5芽を残して必ず先端の芽を下向きに残して切る。
車枝は厳禁「放射状になっている枝」
将来有望な枝を見計らって残す、他の枝は保険を掛けて整枝する。
等々 さすが元教師である、説明にそつがない、しばらく先生も剪定に加わる、切るべきか切らざるべきか迷ったら先生のお手本をソーと見に行く、そのたびにニヤーとした顔 もう教えてくれない、見よう見まねで何とか1本終えた所で先生のテストを受けると「おっ ええ出来や今年の花時分が楽しみやの」と誉めてくれた、この歳になっても誉められると嬉しい。

暖かい果樹園でどっかり腰を据えて弁当を広げる、コンビニの弁当だがこんなに美味い昼飯は久しぶりである、今度は受粉作業の時には家族一緒に来て手作り弁当を食べよう、もっと美味いだろう。
腹ごなしにタケノコ畑に行きタケノコ踏みをする、杉嶋さんは初めての経験で土の中からちょっと出た「1cmほど」芽がフカフカの竹の落ち葉で隠れている物を足で踏んだ僅かな感触で見つける未経験のゲーム的なタケノコ採りに最初はとまどうが私の見つけたタケノコを(此処を踏んで見て)「あっ違う 分かる」と直ぐに反応する、その後は師匠の教え通りに見つけるわ見つけるわ・・・
20分ばかりの麦踏み成らず タケノコ踏みを終えて再び剪定作業を再開して3時を目途に止める事にする、その後切りくずを片づけて有機肥料を株の周囲にばらまき作業を終了する。

「写真2」ぽっかりと穴が明いたように明るくなった果樹園と切りくず。
「写真3」今日収穫したタケノコ、この時期のタケノコは刺身で頂ける、皮のまま焼いて醤油で食べれば美味い!

今度は3月中旬までに幹に石灰硫黄合剤の塗布に来る予定。

 足で見て 舌で味わい 旬を知る

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オラん家の野良日記
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