台風一過
2003/08/09 (土)

harenotikumori.gif 昨夜は夕方より風がだんだん強くなり19時にはビニールハウスのビニールは北部分より亀裂が入りあっと言う間に上部分が破壊される。
朝起きて見ると無惨な姿、果樹も枝が各木々で折れている、畑ではトマト・ニガウリ・自然薯などの棚類は全て倒壊している、予想はしていた物の甚大であった。

7時になり子供会の会長より「決行しますので宜しくお願いします」の電話がある、昨日の台風で子供会の夏祭りの開催が危ぶまれていたのだが会長のGOサインが出てから設営をする事にしていた。
私の役割は毎年 照明・カラオケ設営・ドジョウ汁・の設営と調理を20も年前から行ってきている、単なる「祭りバカ」だと思う。
ほぼ午前中に何とか設営を終えて子供会の手作りの昼御飯を頂く、毎年6年生が卒業すれば子供会の親達は青年会へと移行して行くシステム 現子供会+青年会の数は毎年増え続ける、私もこの歳でまだ青年会の一員だ、まだ年上もいるが楽しい。

午後5時過ぎより讃岐名物のドジョウ汁を作りだす、まずドジョウにたっぷりの清酒を飲ます 飲ます事により骨を軟らかくすると言う、次ぎに酒を切り荒塩を振りかける、この時にざるで蓋をしないとドジョウが暴れてとんでもない事になる、ドジョウが弱った所で手もみでヌルヌルを丁寧に取る。
大鍋に水を張り火を付けて湯加減を見てドジョウを入れるのだが熱いと皮が剥ける 温いとドジョウが曲がってしまう 難しい温度調整は私の役目、今年も上手く行く。

予め準備しておいただし汁を足してブレンドする、地域によりこの出汁は秘密の部分が多い、私も秘伝の出汁を作る 昨晩より40Lの寸胴鍋で鳥殻を5時間程煮出している、後はヒミツにしておこう。

具は各種野菜のぶつ切りに揚げのシンプルな物、各野菜が煮えた頃に生うどんを打ち込む このうどんは塩を控えた物でなければいけない、うどんが揚がって来るのを見てから赤味噌と白味噌で味付けをする、隠し味に醤油を少し、仕上げにたっぷりの酒を入れて一煮立ちで出来上がり、既に何十人もの人の列があった、ドジョウ汁は無料で振る舞われている、「今年も美味いのー」の声に汗だくの顔がほころぶ、祭りは盛大で幕を閉じた。

 味は良し 鰌よ御免 麺の出汁

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オラん家の野良日記
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