朝焼けの1日
2003/07/02 (水)

hare.gif 今日は忙しい、小鳥の餌やり・金魚の餌やりは何時も通り。
隣組の葬儀を控えて早朝より散髪に行く、携帯で電話をして無理矢理に散髪をさせる、30年余りの付き合いだ気安くOKを取り小1時間手早くやって頂く。

9時前に隣組一同が集まり分担して仕分けに散らばる。
私の仕事は・お供え物・仏具・の仕込みだ。
仏具と言えども手落ちは御法度、線香・蝋燭に始まって仏に着せる帷子「カタビラ」・納棺時に使う左縄・茶殻・等々一通り仏壇屋で点検しながら揃える、重要な仕事である。

余談 村八分 例え小さな村でも掟はある、その掟に背く者は全ての援助・挨拶は断ち切る事十訓、しかし火事と仏時は例外であり この時は分け隔てなく村民一致協力をして助け合う。

その名残多く我が隣組は助け合い今に至る。
今日は友引 弔いはやらないしきたり、午前中の段取りはほぼ終わり家に帰り食事を済ます、すかさずスイカの手入れを素早く済ます、用地からはみ出たツルに実を付けているがそのまま放置、大きくなれよ。

四時に入棺をすると聞いていたのでドライアイスの調達をする、この時期大切な作業?だ、長年携わることで分かる阿吽の呼吸だろうか、長老に誉められるが私はもう若い衆では無いのだがまだまだ子供扱いだ。

明日の午前中までは雨の心配は無いと言う、しかしお焼香場に仮設テントを段取りする、受付席に机・イス等の設置を終えたら通夜の時間が迫る、仏様には悪いが やれ忙しい1日であった。

ハイテクが 通る時世に 左縄   ヒゲ親爺

注釈 左縄 入棺「棺桶に仏を入れる」のさい稲藁で左編みにした片襷をして親族が行う 左縄は私が左利きの為に得意?である。 しきたりを残す為に土葬の時代から引き継いでいる。

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オラん家の野良日記
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