ウンカがかなり入っていて坪枯れが多く 数日中に全滅しそうだ。
2020/08/30 (日)

hare.gif 法人の農作業
朝9時から12時。
YKさんは私用でお休み。
自分とHARU、KIYO、UNさん
の4名で作業。

4人で飼料米の残りにウンカ対策でキラップ3kg粒剤と
スタークル3kg粒剤を背負いエンジン式ミスト2台で
まいた。事前に水をあてた。暑いので1台の機械を田
んぼごとに2人1組で交互に使用した。
1回まくごとに休むことになり
気温が35度くらいのこの暑さの中でも水を十分
飲みながらなんとか作業できた。
1反当り3Kgを丸山と片鉾と倉庫周辺に
まいた。これで飼料米は全部終了した。


8町4反分で84袋買っていた農薬はまき終わりで
ぴったりで無くなった。

その後UNさんと二人で夢つくしの
田んぼをみてまわった。
ウンカの被害がますます拡大している。
道路から川上流の田圃数十枚はほぼ壊滅か
数日中に全滅しそうだ。

被害拡大のスピードがすさまじい。
1日で4倍から5倍の面積が枯れて倒れてしまう。
田圃1枚全面が枯れて倒れてしまうのも
最初に兆候があってから数日だ。
そうなると収穫はゼロになる。
法人が耕作している十数枚の田圃も
ウンカがかなり入っていて坪枯れが多く
このままでは数日中に全滅しそうだ。
薬も追加でまいたがあまり効いていない。

最初に発生した個人の田圃には田植時に苗箱や田植機で
撒くデジタルバウアー(ウンカにも効く殺虫殺菌剤、
粒剤3Kg入り、3kg入り1袋が1万円以上する)を
撒いていなかったようだ。
値段が高いので敬遠されたようだ。法人は撒いていたので
最初の発生源にはならなかったが、ウンカが隣から
移ってきたようだ。

しかし出穂期にドローンでウンカ、カメムシ、紋枯れ病の
3種混合薬を撒いていたところにも最初に
発生の兆候が見られた。周辺にウンカの発生が
まだ見られないときに飛び地の田圃で発生が見られた。
これはNHさんやMNさんやSYさんなど個人で数名いた。
法人は撒いてはいない。
あまりウンカには効果が無かったみたいだ。
ドローン業者がウンカに耐性がある農薬を使ったのかも。
この費用は6,500円/10aだったそうだ。


水害も農業被害がひどいが、このような広範囲な
害虫被害も国や県や市が何らかの対策をとってほしい。
このままでは自分たちのような米の売上で運営している
多くの地権者から田んぼを借りてすべての農作業を請け負う
農事組合法人は経営的に成り立たなくなるし、
最終的には集落農業が壊滅し、ひいては集落自体が
衰退や消滅することになる。

夕方、被害田の写真を撮って回った。
片鉾の水口を全部止めた。

写真はウンカによる坪枯れで田んぼが
丸々1枚茶色になった稲。
こうなると収穫はゼロになる。

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ごーやの菜園作業 北九州 グリーン☆ファーム
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