2008/05/16 (金)
忙しい合間を縫って、昼にハーモニーホールへ。 ランチタイムの100円コンサートへ。 野外ではフリーマケットで人がにぎわっている。 ホール内には、約40〜50名ぐらいの聴衆。 子供連れのおかあさんも多い。なぜならこのコンサートは大声を出す赤ちゃんも入場可能だからだ。 たまたま養護学級の生徒も車椅子で参加している。 大きな声でわめく子もいる。 が、演奏者の保田さんがでてくると、簡単に曲目を説明してまずは「ふるさと」を全員で歌うことから開始。 大声を発した女の子を、周りの人に迷惑だろうと連れ出そうとする人に、保田さんはどうぞそのままで、とステージから声をかける。 感動したときの表現方法が通常の人とちょっとちがうだけ、と優しい言葉。演奏が始まると、大きな声を発しなくなった。 赤ちゃんのむずかる声も時々きこえるが、演奏が始まれば気にならない。 とにかくパイプオルガンの音自体、こんなに荘厳なものだったか、と再認識。 なんだか胸が一杯になってきた。 そのとき心に浮かんだ言葉が、ミッションmission. そう、音楽の使命ミッションは、人の心を豊かにすることなのではないか、と。 聞く人によっては、涙も浮かんでこよう。胸が一杯になる人もあろう。 中には、聞いてもあまり感激しない人もあるかもしれない。 しかし、このパイプオルガンの音色に身を浸していると、何もかも浄化されていくようで、本当に来てよかったと思う。 ミッション、それぞれには使命というものがあるはずだ。それなら酒造りのミッションは、わが社のミッションはなんだろうかと、しみじみ考えた。
|