今日は税務署が二人できた。二人もきて何をするかというと、帳簿を１ページづつめくって、伝票と突き合わせて、戻り入りの清酒については、どこのお店から何本いつ戻ってきて、それはいつ売ったものか、という証拠書類が必要だ。もちろんちゃんとやっているのだが、中には観光シーズン終わりで閉めてしまう店などは、最後にどさくさと閉店して、伝票サインなど後回し。そんなのがひとつふたつあると、鬼の首をとったように、この証拠書類がないという。おかげで、過去３年分の足りない証拠書類をこれから作ることになった。といっても、返品したお店のはんこをもらってくるだけなのだけれど・・・
今の時代はいいけれど、昔は大変だったよ、と母がつぶやいた。昔は税務署がきた、というと、お昼をだして、夕方にはお酒と夕食を出してやらなければいけない。まかないをするほうは、大変だったという。今は、12時になると判を押したように昼食を食べにどこかへ行ってくれるし、１時に戻ってくる。そして夕方は4時50分には仕事をやめて帰っていく。当然といえば当然なことだね。