2007/09/14 (金)
麹室の改修工事が進んでいる。断熱材がわりの籾殻をやっとこさだし終わった。最初は蔵人ふたりで手作業でだしていたけれど、とても手に負えない。まずはほこりがすごいことと、籾殻の量に圧倒されて、出せども出せどもちっとも減らない印象。目はちくちくするし、むせるし、というわけで、清都くんと岡くんはつなぎを着てゴーグルと防塵マスクで防備。トラックで何度も畑まで運ぶ。籾殻だから、畑にまくのは最高の処理方法だ。が、仕事の合間ではとても手に負えない。 で、工事の請負の内川さんに早めに来てと頼んだら、さすがに餅屋は餅屋、集塵機なるもので、室内のほこりを外へ吐き出す。おかげで視界良好、むせることもなくなった。とはいえ、ゴーグルと防塵マスクは必須アイテム。 畑に籾殻の山ができた。2トントラックで何回往復したかと思うと、何十トンもあった気がする。むしろやすのこもでてきた。なかには樽にまく菰もある。いっしょにあった新聞が昭和26年だった。ということは、56年ぶりに外に出たということか。 断熱材のなかった時代、籾殻が役に立ったわけだ。夕方断熱材の関係で、吹き付ける業者が見に来た。その人の話では、軽井沢の万平ホテルの古い部分を取り壊したら、やはり籾殻が断熱材がわりに入っていたという。だけど、カメムシ?が大量発生していて大変だったと。 うちの麹室は酒造りシーズン前と後に必ず麹室を薫蒸していたせいか、虫のたぐいはほとんどなかった。 今日はやっと床に砕石を敷き詰めた。内部を取り払ってみれば、結構広い。さて、断熱材をどうしようか・・・
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