サイエン(ス)日記?
2006/12/25 (月)

昨日はイブという事もあって、これまた色々と手作りをしてみた。

まずはクリスマスには関係ないが少し前にみかんを絞り発酵させたパンを作ってみた。

手順としてはみかんをジューサーで絞り、フルーツ酒の手作り法と同じように200ccに5gのイーストを入れよく混ぜる。

混ぜた後大き目の鍋に40度くらいのぬるま湯を入れ、ペットボトルに入れたジュースを軽く30度前後まで温める。
発酵初期は活発に酵母を活動させる為にある程度の温度まで上げておくと雑菌が繁殖する前に酵母が全体にまわるので失敗が少ない。

また本当なら果汁に砂糖1〜2割添加し、そのまま1週間前後置いて発酵させるけど、短時間でイーストの匂いもでない事が過去の経験でわかっていたので、この方法でいくことに。
何より仕込みから2日で出来てしまうのが最大の魅力 ( ̄∀ ̄*)イヒッ

で、シュワシュワとしっかり発酵してるのが確認できたら、果汁を漉してカスを抜き、漉した液量と同量の水を混ぜ全大量の2割の砂糖を添加し再度発酵させる。

砂糖を追加するのは酵母のエサとして配合するわけで発酵後は糖をほぼ分解しきっているので全く甘くありません。

2回目の発酵が活発になったので、自称自家製みかん酵母液200ccと春よ恋200gを混ぜ中種を作る。

ここからの工程が色んなサイト等を見ても理解できず、パンを仕込む際に中種の粉の分量、水分を足すのかがわからなかった。なので今回は配合分量をパン作りの全量に足し7割の中種で仕込んでみた(どこかの製パン業社のHPを参考に)

通常1回目の中種完成までに4〜8時間かかるらしいのだが、せっかちな性格なので「人肌発酵」で3時間で発酵させ、そこに残りの材料を投下しこねてまたまた、発酵。

二回目の発酵はゆっくり自然発酵させようと放置し4時間ほどかけ1次発酵が終了。その後は通常のパンと同じく2次発酵までし以下中略して完成ーー!! ((◎´∀`))ケラケラ

出来上がったのが画像の1だが食べてみるとみかんの風味がしてパン自体が何より甘い。しかも初めてにしちゃ過去作った春よ恋100%に比べると格段によく、お店の商品レベルのような出来だった。

ここで思うのは、なぜ甘いか?で理由としては発酵力が強くその為に短時間で多くの糖を分解してしまうイーストに比べゆっくり発酵し糖が分解しきらずに残るのが天然酵母なんだと思う。
要は発酵能力の差でパンを焼きに入る時点での材料内に残る糖分の差なんだろうなぁ。まぁ、イーストを和訳すると酵母なので能力以外はさほど差がないんだろうなぁ。

ちなみに中種を作る時点でみかん果汁には全く甘さはありませんでしたので発酵時に添加した分の砂糖の甘さではないことは間違いありません。

なお、同様に同日仕込んだ麹酵母パンも焼いたけど(画像3)間違って1斤半分の材料を仕込んでしまい1斤ようの型しかなかった為、急遽スポンジ型に入れて焼いたが、こちらも甘味があり十分美味しかった。
ちなみに両方ともイースト臭は全然しません。

我が家の手抜き簡単製法だと2日〜3日で全工程が終わりさほど手間がかからないので、これからも使えそうな雰囲気。

また、当日は同時進行で手打ち(機械打ち?)パスタも購入粉で作ったのだが、こちらは重い喉越しの冷やし中華麺のような出来だった・・ ミ(ノ_ _)ノ=3 ドテッ!!




画像1 自家製みかん酵母+自家製粉春よ恋100%食パン。ばっちり膨らみ、甘くて美味しい食パン完成!!

画像2 自家製ケーキ

画像3 自家製麹酵母+自家製粉春よ恋100%21cmスポンジ型パン?1斤の型なのに1斤半の材料を仕込んでしまい仕方なくスポンジ型へ投入〜 (^∀^)アハハ!!

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げんちゃん菜園日記
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