光と影
2007/08/06 (月)

   子猫を拾った。。


その猫達は海沿いの防風林の中に捨てられていた。

海から道路へ出る途中1匹がヒョコヒョコ現れて・・拾い上げたら少し離れた所から次々と、全部で3匹出てきた。


私もオットもネコは放っておけない質だ、3匹車に押し込んで走り・・って交差点の真ん中にもう1匹!!

慌てて車を止め近づいていったらその子は警戒心が強いらしく林の少し中へ入り出てこない。しばらく様子を見ていたが出てきそうに無いのでその子は諦めた。

・・あの子はきっと車にひかれちゃうだろうな。。


で。


3匹家に連れて帰りまして。


さて、我が家には3匹のネコが居る。

「トラ」という10歳の♂(去勢済)
「シロ」という5歳(?)の♀(去勢済)
「ム〜」という5歳(?)の♂(現役バリバリ♪)


さぁ、この子達とうまく共存できるのか??


家に帰宅し子猫たちを部屋に放つ。

   ! フギャァ 


  フー!

     フー!!


    フガー!!


フ! フ! フギョァアア!!!




 内戦勃発。


騒いでいるのはトラちんとシロたん。

それに対し子猫たちは実に平静。


そこにパトロールから帰宅したム〜とご対面。おちりのニオイでお互いを確認した後、子猫たちの方が逃げ出した。


  ・・やはり本能。本物の♂は怖いのか?


ここで早くも力関係が確立。


シロとトラは仲良し。

トラはム〜より強い。

ム〜は子猫3匹に恐れられている。

トラ&シロは子猫3匹に対し威嚇しながら後ずさり仕舞いに逃げる。



・・・妙な三角関係が出来てもうた。。

トラちんは昔からヘタレだなぁって思っていたがココまでとは

昨日はビビッてるんだかイジけてるんだかで風呂場で寝てるし・・

今日も私の所へ来ては『フ〜ン、フ〜ン』て泣いててちょっとかわいそう。

子猫たちは♂2匹と♀1匹(たぶん)推定年齢3ヶ月



・・もう少し、子猫たちが落ち着いたらお外に出す習慣をつけさせよう。

何処に移住したって構わない。

食べ物はここにある。

ただ、自力で生きていくにはまだ少し小さすぎる。。



人に対し警戒心が無い所をみると今まで人間が可愛がって育てていたのだろう。

捨てるくらいなら母ネコをちゃんと去勢するべきだ。と私は思う。

 『子猫カワイイ子猫カワイイ!』

 で、餌を食べれる様になったくらいでまだか細くミィミィ泣いてる子を「ご飯が食べれるんだから自活できるだろう。」と人間の勝手な判断で野山に放ち、いきなり路頭に迷わせたって生きていける訳が無いと思う。

人間で言えば離乳食から少し過ぎた2〜3歳位の子を道端において来る様なものだ。せめて6ヶ月、人間で15歳位?になってからでもいいんじゃないかと思う。

その前にネコって6ヶ月くらいまでに育つと母ネコはまた妊娠する。その頃になると母ネコは子を独立・親離れさせるために威嚇などして追い出す・・それが本来のネコのサイクルなのでは?
だからわざわざ人間が手を下すような事をしなくてもいいのにな・・と思うのですが?


・・人間の判断で親から子を引き剥がさなくとも、、て「去勢」も人間の勝手な判断だろうと思う人もいるだろう。

じゃぁ母親はどんどん子を産ませる?その子の子まで産ませ産ませて全部ぜーんぶ飼い主が面倒見る?
それが出来ないから捨てる?

じゃぁ去勢すればいいじゃん。

捨てる時悲しまない? 後ろめたくない?

こんな想像した事無い?

・・・さっきまで愛らしく泣いてた子が道路の真ん中でペッチャンコ

・・・さっきまで愛らしく泣いてた子が犬やイタチに襲われ血みどろ


自然の中は危険がいっぱいだ。

自然の中で生まれ育った者は自然の中で生き抜いていかなければならない。
そういう宿命も仕方が無いだろう。

しかし、

人の手の中で育った動物は。

その動物が子を産んだのなら

それは人間が責任を持つものだと思う。



・・そんなこんなモヤモヤ考えて、、少し冷静になって考えてみて。

そうだ。

理性ある人間も子を産んで捨てちゃったり箱に詰めて腐らしてみたり。


人が人をそうするように人が動物をそうするのは普通の事?なのかな??


フツウジャナイダロウ・・


・・もし万が一、自分の愛猫が子を作ってしまったら。。

人間のように途中でおろす事はできないし。

生まれてきても育てきれないし。

だから・・生まれたら開かないうちに「保健所」かな。。


・・・それが嫌だから去勢するんだ。









さっきまで3匹で走り回ってはしゃいでいた子猫たち。
今は座椅子の上で静かに寝ている・・しかし眠っていないようで、虚ろに遠くを見ている。

その目が母のぬくもりを思い出しているかのように見えてとても切なくなる。

i0 (1) ・・フラッシュたいてないのでピンボケ。。
(2)
(3)
 
エリちんのまじかるガーデン
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