2010/04/03 (土)
最高気温17.8℃ 最低気温8.7℃ リン酸肥料の吸収率の悪さを改善する方法を紹介された 記事を紹介します 昔の米ぬか・種かすの使い方 スイカやマクワウリ、カボチャなどの糖度を高め風味をよくするために、発酵させた米ぬかの施用の効果が高いと、昔からいわれてきた。 米糠は、発酵させて使うことにより、有機物が分解されて、リン酸分の効きがよくなる。 また米ぬかは種かすと混合して発酵させることにより、分解が促進され作物に吸収されやすくなる。さらに種かすは草木灰を少量混合することにより分解が促進され肥効がよくなる。 発酵させた米ぬかを施用することによって、スイカやマクワウリなどの甘味が増すのは、一つとして、リン酸の肥効が大きく影響しているものと思われる。 投入のわずか七%しか吸収されないリン酸 なぜこのようにリン酸の吸収率が悪いのだろう。リン酸は、土壌中で鉄、カルシウム、アルミニウムと結合して作物に吸収されにくい形になってしまう。 高価な過リン酸石灰をうまく使うために、まんじゅう肥といわれる施肥法を行なっていた。 水をたっぷりかけて切返した堆肥を、野球ボールの大きさににぎる。この丸めたまんじゆうを二つに割り、真中に過リン酸石灰を入れ、周囲をまた堆肥でくるむ。入れる量は、過リン酸石灰ひとにぎりで、まんじゆう二個分である。 皮の部分が堆肥で、あんこの部分に過リン酸石灰を入れるので、ちょうどまんじゅうのようになる。そこでこれを 「まんじゆう肥」 と呼んでいた。 つぼ肥というのは、米糠や種かすにわずかな草灰 (雑草やわらのみを灰にしたもの) を混ぜ発酵腐熟させたものを、ピンポン玉位の大きさに丸めたもの。
とくに、リン酸の吸収率は7%に対してこの施肥方法で35・9%だから昔は5倍以上もリン酸が効いていた。
それでは、どうしてまんじゅう肥やつぼ肥にすると、肥料分が作物によく吸収されるのであろうか? リン酸は、土壌や施肥資材の中にある鉄ヤアルミニウムなどと結合して難溶性となる。 そこで、リン酸がこれらの物質と直接接触しないように堆肥でくるんでいたのである。 米ぬかや種かすも、まず発酵させて肥効をよくする。加えて、団子状にすることで、金属との接触を少なくしていたのである。
過リン酸石灰を有効に使うためにきくりんも実践しています、まんじゅう肥はバーク堆肥を使い主に元肥として、つぼ肥は追肥として使っています、 米糠ボカシ肥を主体に肥料として使い、発酵はEMを利用して肥料はU型、土壌改良はT型ボカシでまかなう事に、また一番安い肥料は米糠なので節約菜園をしています
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