麦マルチ
2010/03/29 (月)

kumori.gif 最高気温10.1℃ 最低気温1.0℃雨量10o

曇り空で時折日射しもあって、畑に朝から出かける
今日の作業
南瓜の植付けヘッドに8個のくらつきを作る。
30p位の穴を掘り。米糠一握りと堆肥を入れて掘った土を少し戻し穴の中で混ぜ合わせた、深さ30pの約半分程埋め戻し後の半分を堆肥と土を混ぜて戻し中央部を高めに盛土した。
昨年から見ると遅れ気味の落花生畝にやっとビニールマルチを張った 極早生の落花生郷の香を作付ける、今ポットに50鉢蒔いてあり、残り50粒を4月中頃に直播きするもう一つのオオマサリは作付け予定地に前作が有るので育苗床に蒔く予定。
作業が終えた頃ポッポツと雨が降ってきたやはり今日も雨、この地区の観測資料に雨量ゼロだった昨日も午後から雨だった、
南瓜のマルチ麦について
南瓜の根域幅は120pと広いので畝巾も120p取ってありその根の先に麦と南瓜の根が交差している幅がかなり広いと言われているが
水口文夫さんの(混植・混作・輪作の知恵)の記事を紹介します
作物は、一般的に、密植して葉がこんでくると徒長をはじめる。葉柄が伸びたり、葉が立性になったり、ロート状になったりする。麦の茎葉が繁茂しているので、そのなかを這っているかぼちゃ、すいかなどは密植の害ではないかと考えたが、そうとは思えない。密植の害ならば、着果も果実の肥大も糖度の上がりも悪くなって当然だが、実際は着果、肥大ともによく、糖度もアップした。
 かぼちゃと麦の生育状態をみていると大変おもしろい。かぼちゃの葉が麦によって光線をさえぎられることのないように、麦がよく伸びているところでは、かぼちゃの葉柄は著しく長く伸び、麦の草丈の短いところは、かぼちゃの葉柄も短くなっている。もしかぼちゃの太いつるが、麦の茎葉の上を這い、大きな葉をひろげたのでは、麦に光線が当たりにくくなり、麦の生育が悪くなる。かぼちゃのつるは、麦の上を這わないで、地表面に近いところを、麦の茎葉のあいまをぬうようにして伸びている。しかも、かぼちゃのつるは
細く、葉は小さくロート状であるから麦にも光線が当たりやすく、麦が生育する。かぼちゃにも光線がよく当たり生育する。麦とかぼちゃはお互いにゆずり合い助け合って生活しているようである。
 麦とかぼちゃの相互作用によって、生育の姿ががらりと変わったものと思う。
 側枝が発生しないか、発生しても生長が悪いのはなぜか。かぼちゃは親づる一本仕立て、株間30pの密植栽培を行なっている。これは、確実に着果させることができること、早期に揃って収穫できる利点がある反面、側枝除去がおくれたり、行なわないと、つるがたちまち混雑して過繁茂になり、着果、果実の
肥大ともに不良となる。この側枝除去に大変多くの労力を必要とするが、マルチムギのなかを這っているつるからは側杖が発生しないか、発生してもほとんど伸びない。
 なぜ側杖が伸びないのかというと、つるは麦のなかを這うために、麦の茎葉で光線が当たらなくなるために側杖が伸びなかったり、発生しなくなるのである。密植すると日陰になって下葉が枯れるのと同じ原理ではないかと思う。
とても参考になった内容です

 
きくりんの農園日記
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