不耕起栽培に思う
2010/03/02 (火)

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不耕起栽培の著書の中に、肥料や有機物・堆肥は表面表層施用が良いと解説してあった
今まで全層に均一に肥料や養分を施すると根が張り活力有る根群が出来るのではと思っていたが、不耕起栽培では全層に均一に施することが出来ないのでどうしても納得いかない部分があり不安が未だにあった。

著書の中で株元だけに施肥したものと、同じ量を畑に散布して耕土全体にすき込んでから植えたもので生育を比べた結果、株元だけに施肥したものが生育が良く着果が良いのに、全体にすき込んだ方では効きが悪く、生育・着果とも劣ってしまったらしい、そして株元にしか肥料をやらない方の根は肥料のない所まで深く伸びていた
この事で植物の根は肥料を吸収する根と水分を吸収する根と分担作業をすると言う、全層にすき込んだ植物の根は水と肥料が充分に有ると根は根を伸ばす必要がなくなると言う、肥料や堆肥は根が吸収可能な所に施用すれば良いという、表層に肥料を吸う細根群が発達すれば良いので根回り株元表層施用で十分、
昨年のトマト、ハウス栽培で肥料は週一回の液肥畝の水分は乾燥気味での生育で、最後に株元から切って根は残したが一株だけ引き抜いたその時の上根の白く細かい根がギッシリと張っていたのを思い出したこのトマトも不耕起栽培だった事を思い出しながら、

この考え方に同感で、きくりんの菜園は水田跡地で重い土、根回りもすぐに硬くなり酸素の量も不足しがち、・この著者の説得力ある文章に今はまっているこの頃です

 
きくりんの農園日記
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