2006/03/14 (火)
内視鏡検査を受けた。 始めにドロリとした麻酔薬を口に含まされ、上向きのまま待たされる事5分。 なるべく奥に入れるように言われたが、奥にと言われても程度が分からず、始めはただ口に含んでいた。 しかし、このままでは後で辛い思いをするのではないか? うがいをする要領で思い切り奥に流し込んでみたのだが、少し飲み込んでしまった。 「多少飲んでも大丈夫」と言っていたが、多少ってどれ位なんだ??大切な私の身体に害はないのか??? そうこうしているうちに5分が経過し、いよいよ本題に入ったのだ。 先生から「こうしたら楽です」「よだれは垂れ流して下さい」等とアレコレ説明を受け、ライオンに襲われる前の小鹿のようにベットに横になった。 口にプラスティックの筒状の物をくわえさせられ、その後いよいよ奴が侵入してきた。 思っていた程違和感もなく、割とすんなりと受け入れられたのである。 さすが、何事にも順応性のある私だ。 途中、見易いように中で空気を入れた時は少し違和感があったものの、苦しくも無く順調に事は進んだ。 先生が「画像を観ますか?」と聞いてきたが、さすがに自分の内臓を観る趣味は持ち合わせていなかったので断った。 何度かカチカチと操作する音が聞こえたが、「良くない部分を採取しているのだろうか?」と少しばかり不安になったが、一連の作業は3分程で終了した。 先生に、「数多くの人を検査した中で、一番と言っても良い程上手でしたよ」と開口一番言われた。 そんな当たり前の分かりきった事はいいのだ。 骨密度検査でも、「こんなに数値の高い人ははじめてです。今迄検査した中で一番の骨密度の高さです。」と言われた私である。 肝心なのは「胃」なのだ。
結果は、癌も潰瘍も無かったとの事だった。 だったら、あの激しい痛みは何なんだ!? もしかしたら、後でこっそり家族が呼ばれて・・なんて事はないのか? 念の為確認してみたが、私の胃は至って健康だそうだ。 先生曰く、「癌も潰瘍もないって分かったら、胃の痛みも無くなるかもしれませんよ」と呑気な事を言っていた。 そんなもんなんかい!? 本当に大丈夫なんだろうな先生!? 何はともあれ、よだれを垂れ流すことも無く、無事初体験を終了した。 これで多くの人々が悲しむ姿を見ることも無く、菜園もさぞかしホッとしている事であろう。
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