2006/03/06 (月)
仕事も遊びも多彩な趣味も、毎日完璧にこなしている私は非常に忙しい。 寝ずに次の日の日程をクリアする事もしばしばで、恐らく普通の人の数倍も有意義に時間を利用している。 超人と呼んで貰っても過言ではない。 そんな私の労をねぎらう為に温泉に出かけた。 露天風呂も良いのだが、私はサウナが大好きだ。 あの暑苦しい中でじっと我慢し、色々考え事をするのが常である。 じっと我慢しながらも、物事をアレコレ考えるなど、やはり凡人の出来る技ではない。
今日はふと、鍬の奴が頭に浮かんだ。 何故よりによってこんな大事な時に「鍬」なんだ。 でも、鍬だってもしかしたら少しは良い所があるのかもしれない。 仕方ない。鍬の奴を考えてみる事にした。 何故私が奴を毛嫌いするのか? まずは容姿が悪い。どうにもこうにも納得の行かない形をしている。 収納するにしても、無意味に場所をとるだけでスッキリしない。 その点スコップなら、ほんの僅かなスペースがあればしまっておける。 いくら我が家が大豪邸であっても、そんな鍬を収納してやる場所はない。 しいて言えば、外のベランダ位だろう。 しかし、外のベランダと言えば雨ざらしになってしまう。濡れて湿った木の柄を握るのは非常に気持ち悪い。 スコップはその点でも優れている。持ち手の所にはコーティングが施されているなり、別素材であったりする。 (木の柄以外の鍬もあるのかもしれないが、鍬は私の中では木の柄なのだ) それと鍬の欠点は、何と言っても使用方法だ。 あの鍬を振りかざし耕す姿は、どうにもこうにも格好悪い。 間違ってもパラパラの振り付けには不向きである。 まだ、スコップで掘っている仕草は可愛いものだ。 あとはネーミングだ。 スコップとはとてもお洒落な響きだが、鍬はカタカナ読みしたってたかがクワにしかならない。ダサイのである。 したがって、やはり鍬は良い所無しの奴だという結論に至った。 貴重な時間を無駄にしてしまったではないか!鍬!!
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