カボチャを美味しく食べるには!?
2005/07/09 (土)

kumori.gif  家庭菜園は採れたて新鮮野菜を食べると言うのが常套ですが、カボチャって採れたては不味いのです。ホクホク感はあるが青っぽくて甘みが少ない!では、どうすれば美味しく食べられるか!主婦必見!オィオィ。
※エビス系に代表される西洋カボチャに関してです。ハヤトや鹿ケ谷などの日本カボチャには当てはまりません。

【収穫時期】
品種にもよるが、一般に軸がコルク状になり縦にひび割れしてくると収穫サイン。この頃になると果皮に爪を立てても爪あとが残らない。畑に余裕があるなら蔓が枯れるまで置いておくと良い。
完熟が勿論美味しい。こだわり農家は糖度を上げる為に米ぬかなどの施肥条件を整え、一株一果採りに限定するらしい。
ぶな畑では米ぬか、バイオダルマ、堆肥の施用がポイントで株間を充分にとることで対処。

【追熟・キュアリング】
 風通しの良い日陰に並べて乾燥。キュアリング(熟成)処理。カボチャの外皮は厚くなり、貯蔵性が増す。
 キュアリングの温度が高いほど、早くでんぷんが分解し糖分に変化。そのため、採れたての粉質で甘味のないモサモサした感じのカボチャから、やや粘質で甘味があるカボチャに変わる。
 貯蔵温度が低いほど、カボチャの中に糖分が残る。低温で貯蔵すると呼吸が抑えられ、消費する糖分量が減少する為。

★早く美味しく食べたい場合★
35℃程度の高温で、7〜10日キュアリング処理。その後は冷蔵庫で食べる時まで貯蔵。でんぷんと糖の量が等量になる頃(1〜2カ月)最も美味。果肉の色が赤みを帯びた黄色となるのが食べごろサイン。その後はどんどん水っぽくなり甘みも減って行く。

★長く美味しく食べたい場合★
キュアリングを20〜25℃程度で10日程行い、その後、10℃程度で貯蔵すると60〜70日程度は保つ。
→伯爵、雪化粧などの長期保存可能な品種だと3ヶ月以上保存可能。冬至カボチャに最適!

なんか面倒だな〜と思ったら、収穫して涼しい北向きの部屋などで一ヶ月くらい置いてから食べると美味しいってわけ。(^^*)追熟すると甘みが増すってのはサツマイモにも通じます。
---------------------------------------------------

本日の作業
 ニンジン用畝立て、マルチ掛け。(ジャガイモ跡地で残肥があるとふんで無肥料で畝立て)ニンジンは2月頃まで食べ続けることを考慮して、黒マルチ14m畝に条間30cm、株間15cmの4条で点播き。これだけ条間があると太いニンジンになるだろう。(^^*)
 紫花豆播種。キャベツ播種(さざなみ甘藍、おきな)。第5陣スィートコーン播種(夏実ちゃん)。ニンジン播種(向陽2号、夏播鮮紅五寸、千浜)。紅総太り大根播種。
畑作業を終えた5時前ごろから降雨。

画像1;ぼちぼちカボチャの樹海が黄化し始めた。
    葉はうどん粉で真っ白。
    赤毛瓜を探そうと樹海の深部に踏み込んだら瘴気?にやられた赤毛瓜の骸とスクナカボチャがゴロゴロ。
    白瓜が沢山採れた。

画像2;2月播種のニンジンがようやくこのサイズに。
    ニンジン(ペレット種)の点播きの様子。ピンセットにて土に差し込むように埋めるだけ。簡単!
    ニンジン畝は雨打たれを防ぐために遮光シート掛け。
    気の早いワケギが発芽していた。早く収穫して干さなければ。(^−^;

画像3;白刀豆の花。収穫間近のキャベツ。(キャベコンではなく初秋)
    夏野菜の様子。
    ヒヨコ豆。わずか二粒確認。

i0 i1 i2
 
ぶな菜園日記
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]