開花とは
2005/08/01 (月)

今年はセミが多いような気がする。
さっきわりと小さいめの木なのに横を通ったら
うるさすぎて耳をふさぎたくなる位だった。

農場の辺は舗装されているところが少ないから、
それもセミ君がでてきやすい条件ではあるんだろうなぁ。

月曜ミーティング

単為結果力強い'京てまり'は、開花するまでに
実が膨らんでしまい、開花日の特定が出来ない。

で、何かいい判断基準はないかと質問してみた。

すると指導教官の先生より厳しい(?)ご回答。

非単為結果性品種では、開花後、受粉して、実が大きくなる。
受粉、受精が果実肥大スタートのゲートになってる。

でも単為結果性品種は受精をシグナルとしていないので、
勝手に肥大が始まる。

実験では、果実肥大が始まってから何日か、という要素が
大事。

たまたま開花がわかりやすいからそれを目安にしているだけ。

夏は花が咲かないが、それは他の季節と何が違うからか。
僕は子房の発達の速さかと思ったのだけれど、それより
違うものがあるらしい。

それは、がくの成長。がくは、花というより葉っぱに近い
組織だから、夏になると生育が旺盛になるようだ。

で、花弁を覆うようにして成長して、がくとがくが強く
くっついているので、花が開かない。

先生いわく、花弁を傷つけないようにがくを裂いておいて
やれば、ちゃんと花弁が開く、と。

手遅れでも、がくを裂いてやるとぱぁっとがくが開くし、
開花したはずの日から日がたっていると、なかで
花弁がしおれている、と。

観察が甘い!!!とおこられましたとさ。とほほ。

花が開かないなら、実際に触れて開いて見てみなさい、と。

(・_・)/ハイ…


その後実際にやってみたら確かにそうなってた。
さすが先生だなぁ…。

ということで、明日からの開花調査のめどがつきました…。

<今日の作業>
・実験2京てまり区分け
鉢上げした100株強を成長の度合いやそろいで
実験区に分けて、ラベリング。

 
blackpigのnojo作業メモ
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