実験計画やりなおし
2004/07/21 (水)

harenotikumori.gif 一向に仕事進まず。ブルーになる。

今日で最初処理した花が開花してから約2週間。
最初のサンプリングをしないといけない時期。

株間、花房間、花間で存在する差をどうばらつかせるか。
ランダム・サンプリングしないといけない。

サンプリングの仕方は少し垣間見えたのだけれど
まだつめられていない。

とにかく水遣りと柱頭切除・授粉処理。

その最中に先生に呼び止められる。
実験用トマトのあるハウスにいって色々実験についての注意を受ける。

いろいろと話をしているうちに問題が発覚。

僕はサンプリングした果実は冷凍しておけば
あとで分析できると思っていたのだけれど、
そうではないらしい。

先生も今予備実験中で、明日サンプリングだといったら
驚かれてしまった。先生の用意ができていなかった。

先生もまだ分析方法を詰めきれていないそうで、
僕も分析は初めてなので何をどうしたらいいか全く分からない。
先生に教えていただかないと何もできない。

そんな状態でいきなり明日からできるわけがない。

僕がきちんと自分の実験の計画を伝えていなかったのが悪い。

しかしそれより、京てまりに種ありの果実が作れないこと、
かつ開花する前に果実が膨らむので開花日を特定できないことが大問題。

種ありが作れないと種無しとの比較ができない。

開花日がわからないと
基準、要するにグラフの横軸が作れないのでグラフが描けない。

どうすればいいのか。

足りない僕の頭では全く代案は浮かばず。

先生の考える中では、こじ付けだけれどグラフの横軸を
果実重量で持ってくるという方法があるとのこと。

でもこれはすべての果実が同じように肥大して
最終的に同じ大きさになることが前提。

実際そんなことありえない。

しかも果実の肥大は最初緩慢で途中で急激に肥大し、
最後また緩慢になるというシグモイド型になる。

だから、時間で定期的にサンプリングすると
グラフの真ん中あたり、果実が急激に肥大するところでは
データが少なくなってしまう。ばらつかない。

おまけに糖は肥大が終わって色づくときに大幅に変化する。

重さを軸にするとその部分をうまくグラフに表せなくなってしまう。

難しい。

でもそれ以外に今のところ手はなさそうだった。

もう一度実験計画を立て直さないといけない。


ミニキャロルに長い支柱を立て、誘引。


キュウリ等収穫。

nojoでとれた桃を昨日申し込んでいたのだけれど、
農家さんのところにいっていたので受け取れていなかった。

お金の支払いと品物の引取りに事務室へ。

おお、さすがきれいなものばかり。
もう食べごろに近いものも。

友人や知人、母に送るか渡すかするつもり。

夕方見回り。

露地トマト、青枯れかいちょう病かわからないけれど
しおれて死んでいくものもあるけれど、被害の少ないものは
なんだかぐっと元気になったような気がする。

これは追肥と水の影響(効果)かな?
まぁ元気になってくれるのはいいことなんだけど、
なんだか釈然としないなぁ。

結局苗が弱っていた原因はなんだったんだろう。


それにしても大きいトマトはやはり難しい。
なかなか売っているもののようにきれいなものはできない。

裂果したり、虫に傷つけられたり、汁を吸われたり。

Beef SteakもBrack Russianも今まで満足なものは一つもない。

冷やした大きいトマトをがぶっとやれたら幸せなのに。
まだまだ修行が足りないね。

つるありインゲンは花ばかりで一つも実がつかない。
これは播種期を誤ってしまったのかも。

どうも高温時には実つきが悪くなるようだ。

それにしても一つもつかないなんて・・・。
せっかく初めてつる性を植えていっぱい採れることを
期待していたのに・・・。

勉強不足だなぁ。

このあとどうなるんだろう。暑さは変わりようがないし。
がっくし。

金時インゲンは順調。今日はさやが茶色くなったものを
収穫。

真っ赤ではないけれど赤紫色に色づいている。
まだ量は少ないけれど煮てみようか。

なかなか本題に入れないまま夜に。やれやれ。
計画を立て直したいのだけれど・・・。


<今日の作業>
実験用トマト柱頭切除・授粉・不要サンプル
ミニキャロル誘引


<写真>
さやが膨らんできた早生エダマメ、
地這いキュウリに潜んでいたバッタ、
少しずつ生長しつつあるセージ。

i0 i1 i2
 
blackpigのnojo作業メモ
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]