灌水チューブ
2004/07/19 (月)

hare.gif 今日もよく晴れてる。夕立の可能性もあまりなさそう。

実験用トマトの作業。
いよいよ京てまりも第二花房が処理期に入ってきた。

なぜ花が咲き始めたと書かないか。
花が咲かないのだ。

あろうことか花が咲く前に実が膨らんできて
黄色い花を見ることがない。

まだがくがお互いにくっついているというのに
実がそれを押しのけてはちきれんばかり。

・・・開花前柱頭切除もくそもあったもんじゃない。
それより大事なことは、開花日が特定できないので
開花後何日目にサンプリング、という手が使えないことだ。

ど、どうすりゃいいわけさ?

さらに難しいのは京てまりのほうに種子あり果実を作ること。

柱頭に花粉をつけようとしたって、開花前だと
まだしっかり分化していない時だってある。

でもまだがくで覆われてスリムなときに開いて
授粉しないとすぐに偽胚が発達して種無し果実になってしまう。

これまでの予備実験でも作れていない。
・・・むむむ。

比較のためには普通、差を見たいもの以外はすべて
比較するものどうし同じ条件にしないといけない(対照実験)。

でも京てまりの場合勝手に実がついちゃうわけで、
開花時も特定できずオーキシン処理ができない。

さて困った。

先生に安易に聞くとまた「自分で考えなさい」
とどやされることになるから考えないと。

でも考え進まず。

とりあえずやれるだけの処理をやっておく。


露地トマト灌水チューブによる灌水により
まだ地面が湿っている。よしよし。

灌水は三日に一度くらいでよさそうだ。

でも病気は止まらず。
どんどん枯れていく。
文字通り指をくわえてみているしかないのか。


赤長二十日大根定植。

二十日大根とこの前定植したフダンソウのところに
籾殻くんたんと籾殻のミックスをまいておく。


学生用圃場へ。

ここには水道が一つしかない。
で、ホースもなし。

45m畝が5つ。

しおれるくらいまで水は控えてあとは天気に任せよう・・・と思っていた。

それで必要なところだけじょうろで灌水していた。

それでも播種後とか定植後は必ず水やりは必要だから
結構時間を食ってはいたんだけど・・・。

最近ちっとも雨が降らなくて
とほほほとんどがしおれはじめてきた。

キュウリ、スイカ、オクラ、サツマイモ、ピーマン・・・
全部を6リットルじょうろであげるのはかなり時間がかかる。


水をやらなくてもどうにか生きていくと思うけれど、
元気に育ち、ある程度収穫もして、味もよくて、となると水をやらないと無理だろう。

現になんだかオクラやピーマンは生育が遅くなっているような気がする。

露地トマトでも技官さんによると水を切りすぎのようだ。
病気の原因は水不足で抵抗力が下がっていたからかなぁ・・・。


じょうろで水をやってもからからの畑には
微々たる量でしかない。表面をぬらしているだけかもしれない。

で、ホースを技官さんに聞いてみたのだけれど
今つかえるものはないとのことだった。

そういうわけで、前日の灌水チューブにすっかり気をよくした
僕はこちらにも灌水チューブをつけることにした。

とりあえず2畝分。

接続に四苦八苦しながらも何とか完成。早速使用。

おぉ。すばらしい。
他の作業をしている間に水遣りが終わる。

作物ごとの細かい調節ができないのが難点だけど
それはあとでじょうろで修正すればいい。
(そんな細かく見てるのか?)

これでこれからの夏の乾き対策もばっちり。


トウモロコシ大分実が大きくなってきた。
ひげも茶色くなってきた。

鳥はどうかなぁ・・・熟するのはもう少しなんだけど、
ちょうどおいしいときにもっていくのかなぁ。

今のところやられていない。


収穫した野菜をバイト先に配達。
バイト先の会社の人にもらっていただいている。

一週間休みになるので一週間分。

戻って休憩。怠業。また眠くなる。

あっという間に夕方。見回り。

先輩の大豆畑を観察。
すると面白い品種が。なんとつる性。

隣同士で絡まりあっている。

大豆の祖先はつる豆らしい。だからつる性でもおかしくないのだ。

へぇー。

オクラに水をやったり、ブラックベリーの実をとったり、
自転車のパンクを直したり。

すぐ夜。

仕事進まず、また怠業。何でこうなのか。居眠りばかり。

悪循環を繰り返す自分が情けない。

<今日の作業>
実験用トマト授粉・柱頭切除処理
灌水チューブ設置
赤長二十日大根定植

<写真>
だんだんと枯れてきているヒヨコマメ、心配、
まだ小さいリーフレタス(赤ちりめんちしゃ)、
結球するか?レタス。

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blackpigのnojo作業メモ
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