基準
2004/07/09 (金)

hare.gif 日中暑いので朝一番でハウス内の実験を済ませる。

といっても7時ごろにはもう既に暑い。
暑さを感じることなくやろうと思うとやはり5時くらいじゃないとだめだな。

早起きしてやってきたふりをして実は
居眠りして研究室で朝を迎えた口なので(馬鹿だ)
一度帰宅してまた登校。

見回り。

もうどの野菜もかなり水不足でつらそうだ。
基本的に天に任せてあまり水遣りはしないでおこうという
考えだったのだけれど、さすがにそろそろやらないとだめだな。

あまりに降らなさすぎるよ。

しおれているキュウリたちに水遣り。
水が足りないせいか一時のようには収穫できなくなった。

そろそろ追肥も必要かなぁ。

スイカ一株、どうも立ち枯れのようだ。
折角実もつけているというのに・・・ここに来て。
何が原因なんだろう・・・。

まだ小さいころ既に一株やられている。
広がらなければいいけど・・・。

露地トマトも青枯れが出てきた。
技官さんいわく、ちょっと水を絞りすぎじゃないか、とのこと。

やっぱりはじめは変にストレスをかけたりせず、素直に
育ててとりあえず栽培の基準を作ったほうがいいと。

何がしか自分の理想の育て方、野菜の姿をきちんと持って、
それと現実が食い違ってくるときにさてそれはなぜだろう、
どうしたら理想になるのだろうと考えることで
技術が身につき発見につながるのだと。

暗に僕が適当に育てていることを批判していらっしゃった。

うーん、僕も適当に育てているつもりはないんだけど・・・。

今まで育てたことがないからどれがあるべきトマトの姿なのかわからない。
基本的には肥料や水は少なめにしてトマトそのものの力を
最大限に引き出したいと思っている。

技官さんはおそらく初心者がいきなりそんな極端な栽培方法を
とるべきではないと思っておられるのだろう。

普通に育てることもできないくせにはじめから難しいことなんてできるわけないと。

確かにそうかもしれない。

世の中の篤農家の人たちもたいていはじめは農薬も
化学肥料も使うスタンダードな栽培をしていて、
基本が身についてから、毎年栽培を繰り返して
積み重ねたさまざまな経験をもとに独自の栽培方法を
編み出していらっしゃる。

初心者の僕がいきなりそういった方々の真似など
おこがましいことなのだろう。


昔美術の時間にも同じようなことを聞いたっけ。
ピカソの絵は誰でもかける、ってな話を誰かがしていたら、
先生か誰かがおっしゃった。

ピカソはスケッチをさせたらすごいんだと。
「ちゃんと」描こうと思えばかけるんだと。
基礎はちゃんと固めた上であんなふうに書いてるんだと。


僕はでも自分のやり方を徹底したいなんていう
そんなたいそうな話ではないのかもしれない。

ただずぼらしたいだけなのだ。手を抜いて育てたいだけなのだろう。


とりあえずトマトたちに灌水。
追肥もしないといけないな。

午後から前期の最後の授業。
結局僕はほとんど寝ていた。自己嫌悪。


講義のあとトマト培養実験。
すぐに時間はすぎていく。

バイト。

戻って22時15分。
仕事しようと思うのだけれど・・・あぁ眠い。

気がつけば日が変わり、気がつけば夜が明け・・・。
だめだ・・・こんな生活。

<写真>
大分色づいてきたココ。

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blackpigのnojo作業メモ
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