生長の早さ
2004/05/15 (土)

harenotikumori.gif 今日は何とか天気はもつみたいだ。
それでもまた雨なんて・・・。

今日は色々種まこう。

先日の教訓を生かして、育苗バットの下のほうだけ
畑の土をふるいにかけたものを使い、
上のほうはメトロミックスと川砂を混ぜたものを使った。

小松菜(極楽天)、金光菜、岡山サラダナ、金時インゲン*4、
大葉ニラ、モロヘイヤ*8、島オクラ*7をまいた。

本来オクラは直播なんだけれど、、、畝たてに待ちかねて。
うーん焦らないほうがいいのかなぁ。
去年も移植だったような気がするけれど、
ちゃんと育っていた。

でも途中から虫が増えてきて、果実の根元の花柄の
ついている部分を食べられたり、曲がり果が多くなったりした。

モロヘイヤは上部なので今年もバンバン取れるだろう。

金光菜は初めて。先輩に頂いた種。生長がとても早いらしい。
でもその分葉が薄くて傷みも早いとか。
白菜の一種らしい。楽しみ。

種まきを終え、アスパラ収穫をなさっている技官さんに
お話を聞きに行く。

もうだいぶアスパラも細いものが多くなってきた。
生長も一時ほどではない。

来週あたりから立茎させるとのこと。
「立茎」というのは、あのアスパラ要するに
若芽をそのまま伸ばして葉を展開させていくこと。

アスパラは果樹と同じで、取れるからといって
取りすぎると翌年の収量が減ってしまう。

立茎させるタイミング、本数、茎の太さ、間隔、
長年育てられてきた技官さんの経験とカン次第だ。

ハウスのアスパラの際に大体のやり方は聞いたけれど
何でもかんでも杓子定規にいく訳ではない。


昨日誘引したトマトについてのアドバイスを頂く。

今育てているプランタのトマトを親木にし、
そこから穂木をとって、種のある株とない株をつくり、
開花後定期的に果実をサンプリングして糖含量や
糖組成、糖代謝酵素活性を測定する。

今育てているのは単為結果性なので普通は種のない
果実ができる。

だから今つぼみの段階で人工授粉する練習をしている。
この品種は開花して受粉する前に偽胚を作り始めて
しまうので、開花前に受粉させなければならないのだ。

あと、単為結果しないミニキャロルも育てて、
ミニキャロルでもオーキシン処理で種無し果実を作る。

合計4実験区。高温期と冬、時期別に栽培と分析をして
糖代謝の変化を見る。

種無しの場合、種の生長と果実の生長との競合がないので
高温期にも質のいいトマトを作れるのではないかというもの。

通常は株に余裕があるので種ありでも甘くなるけれど、
ストレスがかかると栄養を種に集中させるので品質が劣る。

種無しにすれば種にいくぶんが果実にいって品質が
高まる、要するに高温耐性があるのではないかというもの。


ミニキャロルと挿し木で育てる単為結果性品種'京てまり'の生長を
揃えたいのだけれど、挿し木で育てると大体どれくらいで
第一花房が開花して、どれくらいで第二花房が開花するのか
見当がつかない。

穂木にするものの生長具合にもよるし。

第一、挿し木すると根を張らないといけない分
どうしても生長が遅れそうだ。


今の親木のトマトをどう仕立てるか。
それが大きな問題。

ここから果実培養用の穂木もとらないといけない。

いくつ穂木がいるのか、いつごろいるのか、
これから挿し木するもの、ミニキャロルを
ハウス内にどう配置するか、作業効率、養液の
配管、考えないといけないことは山積みだ。


花房直下のわき芽は勢いが強いとか、
ある程度茎頂を確保しておいて、穂木がほしいときから
逆算して摘心するとそろった穂木が取れるのではないか、などの
アドバイスを頂く。

果てさて・・・色々考えていかないと。
いつもこう書くばかりで進歩なし。情けない。

参考に、今1から2センチのわき目に印をつけておき、
どれくらいでどの程度生長し、第一花房が開花するか
見てみることにする。


つぼみ受粉の練習。
慣れてはきたけれど、いまだに柱頭を切ってしまったり
花弁を傷つけてしまったり。

手先が不器用だ。



技官さんにお願いしてリリーミラーという肥料をもらう。
いっぱいあるのだけれど、実は期限が切れている。

肥料って、期限が切れるとどうなるのだろう?
成分が変わってしまうのだろうか。

花用のものと野菜用で成分比が異なる。
しかし、使い分けるには経験不足だなぁ。

研究室に戻って計画を・・・のはずが
なんだか意欲がわかない。眠たい。
雑用をしたり居眠ったりしているともうバイトの時間。

帰るともう6時。とほほ・・・。
一日ほんとに早い。

明日は雨みたいだから一日こもって
ゼミのプレゼンテーション準備と計画作成だ。
きっと、きっとね。

む、そういえば流星見てない・・・。
確か日没後の西の空。
昨日晴れだったのに・・・。ばかだ。


<写真>
生長の早いひまわり、
だいぶ大きくなってきた四葉きゅうり第一弾、
こちらも本葉が出てきた四葉きゅうり第二弾。

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blackpigのnojo作業メモ
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