アスパラ大収穫
2004/05/03 (月)

harenotikumori.gif 今日はトマトとラッカセイを植える圃場に施肥をする日。
の予定だった。

けれど、技官さんと相談の結果、
トマトについては今回植えるものは
野生種に近いものが多く、トマトは初期成育を旺盛に
させてしまうと果実がつかなくなるということで
元肥はなし、定植時に株元に少し肥料をやって、
あとは様子を見ながら追肥することになった。

ラッカセイについては、ラッカセイは砂地、乾燥を好み、
肥料はあまり必要でないこと、
多く必要といわれる石灰については畝たて時に既に
散布してあること、
初期成育時の過湿が収量に大きく影響すること、
などから、肥料はトマトと同様に株元に与える、
梅雨の時期までになるべく生長させるため早めに
播種する、畝を高くしておく、ということになった。

今日の夜くらいから雨の予報なので、高畝にする作業は
週末に延期、当然播種もそのあとということに。

てなわけで今日の施肥等の作業はなし。


朝水遣りを終え、
時季としては遅くなってしまったのだけれど、
九条ねぎをまき増す。

大葉ニラもだいぶ前にまいたのにいっこうに
発芽してくれないので、まきなおす。

うーん、古い種だからかなぁ。


セルにまいたタマリロもぜんぜんでてこない。
思い余ってピンセットで種をほじくりかえしてみた。

まったーく発芽する気配なし。
でも腐っているわけでもない。どうして?

熱帯のものとはいえ、育苗ハウスは加温されているし、
温度が影響しているとは思えない。

いまだ休眠中なのだろうか?
日光が必要なのだろうか?うーん・・・。
気長に待つしかない。

そのあと技官さんと様子がおかしいエダマメを見に行く。

てっぺん近くの葉がしわしわになって色が薄くなっている。
ホウ素欠乏だと生長点に症状が見られるはずだし、
加里欠乏になるほど水をやっていないし、ということで
原因は不明。

数日前に薬散をしたのでそのせいかもしれないとのことだった。

これまで順調に育っていただけに残念。
これから回復していけるだろうか。

植物は一方では自然の力というのか、何かあっても
驚異的な力で回復・生長することも多いのだけれど、
一方ではほんのささいなことがきっかけでまったくだめに
なってしまうことも多い。

栽培というのは本当に難しい。


そのあとアスパラの収穫。
これまたむちゃくちゃ多い。

にょきにょきととってもとってもまだアスパラ君は
地面から顔を出している。

・・・腰が痛い。

選別を終えて測ってみると秀品だけで12キロ。
しょえぇ。

まぁこれだけ朝とったら夕方は少ないだろう。

午前中の作業終了。

休んでいると「高槻ジャズストリート」に
きていた京都の友達からメールが来たので
少し駅前までアスパラを持って顔を見に行く。

元気そうで何よりだった。
友人と来ているそうなのだけれど、それでも
僕に連絡してくれたことがとてもうれしかった。

帰ってきてトマト栽培の本を読んでいると・・・
またも悪い癖が。気がつけば夕方の収穫の時間。やれやれ。


うぅ、アスパラ君を甘く見ていた。
朝ほどとはいわないけれど、伸びていること伸びていること、
わんさか取れる。

アスパラの生命力には驚かされる。
切られても切られても次から次へと新芽を伸ばしてくる。

これが約一ヶ月続くのだからすごい。


研究室に戻ってようやく今日の素読。
いや、音読はしてないんだけど・・・。

うーん、ゼミで使う論文はどれにしよう。
読んでも読んでも引用文献があってそれをたどっていくと
エンドレス状態。

しかし最近は「電子ジャーナル」でパソコンの前にいながらにして
各雑誌の論文をpdfファイルでダウンロードして読めるのだからすごい。

いちいち図書館に行って重い雑誌を引っ張ってきて
コピーをする必要がない。

図書館の休館日も論文を調べて読める。

もっとも、これは最近の論文だけで古い論文は
電子化されていないのでコピーしに行かなくてはならない。

図書館に行くのも、何かの本や論文、知識との
思いも寄らぬ出会いをすることができる時があるので
それはそれでいいことだと思う。


さて明日は農業普及員になられた研究室の先輩が
nojoにこられる。
色々お話が聞けそうだ。

夜は地元で高校の同窓会。

いやはや、こもりがちの僕にとっては
この連休で初めていわゆる休日らしい休日になりそう。

<写真>
はじめに植えた九条ねぎ、
技官さんが栽培しているキャベツ、
本葉が展開してきた加賀節成。

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blackpigのnojo作業メモ
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