にょきにょき
2004/04/29 (木)

hare.gif 今日は朝からいいお天気。
絶好の畑仕事日和だ。

早速水遣り。
おー、早生真黒ナスとピーマン(Purple Beauty)も発芽し始めた。
加賀節成のかじられた苗はほぼ完全に沈黙。
悲しいけれどポットから抜く。

スイカは二粒ずつまいたので片方間引かねばならない。
間引きは苦手。
そーっと抜いて違うポットに移したいけれど、
それで根を傷めてはいけない。
心を鬼にしてはさみで切った。

ズッキーニがとても大きな双葉を広げている。
ポットからはみ出している。移植したほうがいいのかなぁ。

ルバーブも発芽し始めた。
ルッコラはもう芽を出している。早い!
100円ショップの種だけど発芽率良好だ。


あとからまいたセルのトマトも発芽し始めた。
魁ピーマンとタマリロはまだ気配がない。

苗の中には、双葉が種の殻を振り切れないで
くっついたままになっているものがいる。
そのせいで、なんだか双葉は変な形。

種を自力で弾き飛ばせないものは草勢が弱いと聞いたことがある。
うーん僕が手を貸してもいいのだろうか。
やっぱり弱い苗として間引いたほうがいいのかなぁ。

と思いつつ気がついたら手を出して種の殻をとっている。

今から元気に育ってよ!

さてアスパラ収穫(朝の部)。
昨日はまだ寒かったからどうかな。

やっぱり収穫基準を満たすほど伸びているものは少なかった。
しかし・・・、基準間近の予備軍たちがかなりいた。
これは夕方怖そうだ。


技官さんとこれから育てるトマトと落花生の施肥についてお話する。


「野生種に近いものは力が強いから
あまり肥料をやりすぎると葉っぱばかりで実がつかなくなってしまう。
肥料は少なめでいいかもしれない。
あとで様子見て追肥していったほうが失敗は少ないよ。

あと、やはり一株あたりの施肥量を大体理解しておいたほうが考えやすいよ」、
とアドバイスを下さった。


確かに一株あたりを知っていたら多少株間や
畝幅が変わっても対処しやすい。

支柱の立て方も色々あるし、用意があるのである程度
計画を考えてきて、とのこと。

そう、小学生の実験栽培じゃないんだし、
技官さんたちはお忙しいのだから僕も圃場をお借りする限り
その辺はきっちりしておかなければ信用を失ってしまう。


農家を営んでおられる方は、もっと大規模にやっていらっしゃるわけだし、
生活がかかっているだけになお深刻だ。

一年間、限られた面積の畑でいかに効率よく作物を作り「まわし」ていくか、
どれだけ資材が必要で、いつどのくらい施肥をして、いついくつ播種して、
大体どれくらい費用が必要でどれくらいの利益が見込めそうで、
といった見通し・計画が生活に直結してくる。

もっと計画をつめていかないと。


技官さんに昨年のあまりのとうもろこしの種を頂く。
これで研究室のみんなのトウモロコシを育てるのだ。


さてハーブの種まきだ。
100円ショップの種はどうかなぁ。

前に春菊の育苗に、何も考えないで高い土を使ってしまったので
今回は技官さんにふるいをお借りして畑の土を使う。

育苗バットにふるいを使って土を入れて、種まき。
いやぁハーブ類の種は小さい。

点播きする気力を失ってばらまく。

100円だけあって量も少なめだった。
でもいつも種苗会社の種は多く入りすぎていてあまらせてしまう。もったいない。

僕のように少量ずつ多品種育てるものにとっては
ちょうどいいくらいの量だ。

チャイブ、オレガノ、スペアミント、タイム、ペパーミントをまく。

うーん、カモミール、レモンバームなんかも植えたいなぁ。

さて、ついでだ。
イチゴほうれん草とガーデンハックルベリーも種まき。

ohyakusyou2001さんに分けて頂いたもの。
どんなものが育つのかなぁ。わくわく。

あと春にまくのは・・・、
畑の準備ができたらオクラ、モロヘイヤ、エダマメ、ラッカセイ、トウモロコシ、インゲン・・・
どんだけまくねん。
果たしてちゃんと管理できるのだろうか。


実験に支障が出ると先生にやる権利を剥奪されてしまう。
うまくバランスをとらないと。

外国製の花の種ミックスがあったので研究室の近くの
雑草の生えているところを開拓する。

彼岸花がいっぱいあって球根が出てきた。
ちょっと心が痛い。
ラッキョウみたいでおいしそうだけど
実は毒があるんだよなぁ。
かつての食糧難のときはあく抜きをして食べたとか。

近頃は食べ物が豊富にあり、誰も見向きもしない。
食べ物を食べずにほっておくなどある意味贅沢なことだけれど、
彼岸花が食卓に登場しないで住む世の中は食糧に関しては
幸せな世の中なのだろう。

それにしても、栃など一見絶対食べられそうにないものも
非常にうまく処理をして、貴重な食糧にした、先人たちの知恵には脱帽する。

大変な手間をかけなくても食べ物にありつける僕たちは
一方では進歩したといえるのかもしれない。

でも、これまでこつこつと積み上げてきた、さまざまな危険に対処する知恵、文化を忘れていく、
失っていくことはやはり僕たちにとって大きなマイナスとなっていると思う。

さまざまな文明の利器のおかげで便利にはなったけれど、
それらなしでは僕たちは生きていけなくなっている。


便利な道具を生み出し、使いこなす、
でもそれがなくっても暮らしていける、それが
本当に能力のある強い人間だと思う。

耳が痛い。相変わらず僕は口ばっかりだ。


草をとり、土を軽く耕して実家からもらってきたセージと昨年種取りしたマリーゴールド、
市販の種ミックスとナスタチウムをまいた。

きれいに咲くか・・・ナ?


実験用のトマト栽培に使うガラス室内の草引き。
天井に換気口があるので密閉状態のハウスよりは
ましだけれどかなり暑い。

草が少なくてよかった。


夕方、今日は日差しが強くて、トマトを植えたセルの土が乾いて
きていたので、先に植えたほうのセルには1000倍の液肥を灌水代わりにやった。

セルは一つ一つ隔離されているし、土の量も少ないから
すぐ乾いてしまう。
おまけに水遣りのときにたまたまそこだけ水がいかないこともあるので
注意しないといけない。


さぁアスパラ夕方の部。
今日は暑かったからきっと伸びてるぞ・・・。

どどーん。

朝基準である25cmにあと少し足りなかったので収穫しなかった予備軍たちが
たった数時間でもう27から28cmに生長している。
恐るべしアスパラたち。

ひたすら収穫。うー腰が痛い。
夕方はかなりの収穫量となった。

明日からまたいっぱい取れることだろう。


これで今日の畑仕事終了。

果てさて夜はお勉強タイム。
なんだか知りたいことがたくさんある。
どれからやるべきか・・・。

マルチタスクは僕には無理だ・・・。
あぁ何もかもが中途半端に夜はふける。。。

<写真>
発芽したPurple Beauty、
同じくルッコラ(ロケット)、
少しずつ大きくなってきた岡山サラダナ。

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blackpigのnojo作業メモ
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