みどり
2004/04/28 (水)

今日も天気はぐずついている。肌寒い。
午前中は京都で講義。
とりあえず水遣りに行く。

昨日新聞をかけておいたのに、加賀節成の苗の一つ、
双葉の片方をかじられていたもののもう片方の双葉が
さらにかじられていた。ショック。

これはどうもウリハムシの仕業ではなさそう。
土の中に虫がいるらしい。

そう思ってポットの中をほじくり返したけれど、
何も見つからなかった。うーん。

講義のあと、京都に買い物に来た母と会う。
車に地元まで乗せて帰ってもらい、年金の学生免除申請をするため。

住民基本台帳とやらで、いろんな情報を電子化して
どこでも手続きをできるようになったのかと思えば
こういう手続きは住民票のある地元の役所に行かないと行けないらしい。

車から見た東山の緑は雨のあとであることもあってとても美しかった。
今が一番新緑の美しい季節だ。


帰りがけ、地元のスーパーで色々と食糧を買ってもらった。
ありがたい。

自分では自活だの独立だの大口をたたいているけれど、僕は父の扶養家族だし、
健康保険だって父の会社のものに入っている。

時々こうして母には援助をしてもらう。
まだまだ僕は子供、両親の手の上から抜け出せていないのを痛感する。

両親だけじゃない、僕は先生、技官さん、友人・・・数え切れない人たちの助けを借りて生きている。
それを絶対に忘れず、謙虚に生きていきたいと思う。

それにしても、院生というと聞こえはいいけれど、
奨学金にしたって結局は人のお金で好きなことをして生きているに過ぎない。

同年代の人の多くは社会に出て立派に働いているというのに。
こんなことをしていていいのかなぁ、モラトリアムの延長じゃないかといつも思う。

研究者になりたい、その気持ちはあるけれど、
実はそれは自分に対する甘えではないのか。

今の環境が心地よいからそこから出たくないだけじゃないのか。

このまま研究を続けていくとして、
僕は将来、ここで学んだことを活かして
今いろんな人に助けていただきながら生きている分、
きっちり社会に還元していけるのだろうか。

日々いろんな仕事があってそれをこなすのに
精一杯になって、つい忘れがちになってしまう。

将来のこと。

このあと自分はどう生きていくのか。

正しい答え、決まった答えはないけれど、
今この世で生を受けているものの責任として
それは常に自問していかなければいけないと思う。

さぁ明日からゴールデンウィーク。
畑仕事とゼミ勉強にいそしもう。・・・あくまで予定。


<写真>
無残にもかじられてしまった加賀節成(ボケ写真)、
つぼみが膨らみ始めたブラックベリー、
発芽した中葉春菊。

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blackpigのnojo作業メモ
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