一日中雨の予報

うなぎの値が2倍3倍の高騰で鰻やさんがヒマだそうだ。
値段は上がり、丼の中には小さな鰻2切れが入っているだけで「アレは鰻丼と言わん！」と、先日食べた娘が憤慨していた。
今では年中手頃な値段で店頭に並んでいる苺も原油高騰の煽りで　生産業者は採算に乗らないそうだ。
そういうことだったのか　と　並んでいるのも少なく、高価、最近めっきり口に出来なくなった理由がわかった。
うなぎもいちごも食べなくて済ませられる我々はいいが、生業にしている人たちはたいへんだ。
どんなに知恵を働かせて便利に豊かになっても　自然には逆らえないこともあり　共存あってこその共栄だとつくづく思う。

先日電話で話していたら、「ワァー　今の時期なんね　こうなごの煮たのが食べたい！」と義姉から強烈依頼（笑）
昔も今も　この時期しか食べられない。
ほんの2.3週間の貴重な味なのだ。
水揚げされてから出来るだけ時間を置かず煮上げてしまうのが一番のコツで、時間が経てば頭が取れぐちゃっとした張り合いのない仕上がりになる。
海に近いところに住む我々には昔から（母の世代は　ホソクチ　と呼ぶ）馴染みの深い魚だけど、岐阜の山地に住む姉にはほとんど手に入らないという事情もあり、20日の法事に持っていくわね　と約束したものの　天候次第で漁があったりなかったりと聞いてる。　
魚屋さんに確かめると　昨日「今日は漁がなかった」とのこと。土日は漁は休みだそうで　手に入るのは月曜日しかない　と分かって頼んでおいた。
ところが、昨日午前中にスーパーへ寄ったら　朝の　こうなご　はすぐに売切れて午後にまた入荷する　という。
言われた2時過ぎにわざわざ出かけて行くと、ない。
スーパーのお兄さんに聞くと「やっぱり入荷せんかった」
んもう〜（｀ヘ´）
漁はあったの？なかったの？
時間が勝負な魚だというのに　午後に入荷　は変だと思ったんだ。
と、こうなごで右往左往した一日だったのですよ。