雨模様

糖友歩こう会　薮原宿〜奈良井宿　へ　出発

糖友とは勤めていた会社の名前からきているのだが　企画してくれるＯＢの人がいて、この歩こう会ももう随分会を重ねている。
時々参加していた私は発症してから「もう無理だな」と、すっかりご無沙汰してしまっていたけど7.5ｋｍと距離が短いのと、おひさまロケ地宿場町ということで、もう一度参加してみようという気になったのだ。
案内にはＪＲフリー切符を買っておくと運賃が約半分で済むということだったので事前に乗り放題のこのチケットを買っておいた。

朝は曇り空　西から雨が追いかけてくる天気予報。
名古屋から約2時間半　列車の遅れもあり、薮原に着くころには雨が落ちてきた。
薮原から奈良井に向けて　中山道　鳥居峠を歩く。
紅葉が綺麗だ〜　とか　かやの実を摘まんだり　道端のお地蔵さんを見て歩いていた時はよかった。　登りがだんだんきつくなり　話す余裕がなくなり　息使いが荒くなり　合羽の中で汗が流れる。
昔　槍ヶ岳へ登った時　辺りが全く見えない霧の中、ただ黙々と前の人の足元だけを見て必死で足を前に出した時を思い出した。　そのキツサは比較にならないんだろうけど　けど　その時を思い出していた。
やっと昼休憩になりお弁当を食べ、峠を越えると後は下るだけ　濡れた落ち葉で滑らぬように注意しながらも景色に目をやる余裕もでてきて　やがて奈良井の宿へ到着した。
よかった　歩けた〜

昔ながらの宿場町の佇まいを残している朝ドラの　おひさまロケで飴やのあった通り　出発時間までお土産屋さんを冷やかして歩く楽しいひと時だった・・・のだが。
通りを行って戻って　さあ奈良井の駅へと最後のお店（そこから線路と踏み切りが見える）で美味そうなお焼きを買ってると　その店のおばちゃんが「列車の時間は？」と聞く
「44分」と答える
「あんたら　急がんと間に合わん！」
「駅ってあそこじゃないの？」と踏切を指差すと
「違うよ！ここから線路沿いに10分はかかる」
「えーーーーっ！」

それから　信州みそやジャムを買ったＡさん　Ｋさんと私はワインやおやきで　すっかり重くなったリュックを揺らしながら教えられた駅の方へ向って線路わきの道をダッシュ。行けども行けども駅舎らしき建物が見えない。おまけに途中で渡らんでいい線路を渡ってしまい、結局間に合わず、改札口から乗るべき列車と乗った皆に手を振って見送る事になってしまった。
先頭切って線路を渡ってしまった私は次の列車を待つホームでＡさんとＫさんに平謝りでした。
ホームで、奈良井から別行動だったＳさんご夫婦に遭遇（笑）お二人の塩尻向け出発を見送り、ほかほかのおやきを食べながら　待ち時間をのんびりおしゃべり　
これはきっと　忘れられない旅のいい思い出となるはずです（＾＾）

(1) 下りになって元気がでてきて（笑）撮った紅葉 (2) 朝ドラ　お日様のロケ地だった奈良井の宿場町 (3) 屋根が面白い 雪の時は外せるようになってるんだろか　などと話しながら散策